コンゴ民主共和国、エボラ確定2,073件・死者796人 WHOは実数2~4倍の規模を推計

コンゴ民主共和国、エボラ確定2,073件・死者796人 WHOは実数2~4倍の規模を推計

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WHOは2026年7月16日(ジュネーブ時間)、コンゴ民主共和国のブンディブギョ・ウイルスによるエボラ流行で、確定症例が2,073件、死者が796人に達したと発表した。WHOは実際の症例規模が報告数の2~4倍に上る可能性を示している。

確定2,073件、死者796人

WHOのテドロス事務局長は16日の会見で、今回の流行は記録上3番目の規模となり、過去1カ月の拡大速度は過去のどのエボラ流行より速いと説明した。

流行はイツリ州、北キブ州、南キブ州、ツォポ州、上ウエレ州の5州に広がっている。コンゴ政府は5月15日(現地時間)に流行を宣言し、ウガンダ保健省も同日、コンゴ民主共和国から入国した感染者を確認した。WHOは5月17日、両国の流行を「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」と判断した。

WHO、実数は2~4倍の可能性

WHO健康危機管理プログラムのチクウェ・イヘクウェアズ事務局長は、モデル分析から、実際の症例数が確認・報告された件数の2~4倍に達する可能性があると説明した。

WHOによると、新規症例の80%超が既知の接触者リストに含まれていない人から見つかっている。死者の約3分の2は医療機関に到達せず、地域社会の中で死亡しており、感染連鎖を十分に把握できていない状況が続く。

2~4倍という数値は症例規模に関する推計であり、死者数に同じ倍率を当てはめることはできない。

追跡・検査を拡充、対応はなお流行に追いつかず

WHOによると、治療用の病床は800床を超え、検査施設は流行初期の1カ所から16カ所へ増えた。接触者の追跡率も約80%まで改善し、2万1,000人を超える地域保健従事者の研修が進められている。

一方、武力衝突や医療施設への攻撃、資金不足、住民の移動などにより、対応は流行拡大に追いついていない。ブンディブギョ・ウイルスに対する承認済みのワクチンや特異的治療薬はないが、治療薬候補やワクチンの臨床試験が始まっている。

確定症例は2,000件を大きく超えたが、接触者追跡から漏れた感染が多く、公式集計だけでは流行の全体像を捉えられていない可能性がある。

参考・出典

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