イラン革命防衛隊(IRGC)、米国との核協議前にホルムズ海峡で軍事演習

イラン革命防衛隊がホルムズで演習 米核協議直前に軍事的示威

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世界の原油輸送の要衝であるホルムズ海峡で、イラン革命防衛隊(IRGC)が16日に軍事演習を始めた。核問題を含む米国との協議を翌17日に控えるタイミングで、国営メディアが報じた。IRGCは「潜在的な安全保障・軍事的脅威」への即応力を高める狙いだとしている。

ホルムズ海峡演習 迅速対応誇示

国営テレビなどによると、演習は海峡周辺で想定される脅威に直面した場合の対応を検証し、部隊の即応体制を引き上げることが目的だという。協議直前の実施は、交渉と並行して抑止姿勢も示す動きと受け止められている。

AP通信は、IRGCが実弾射撃を伴う訓練を行い、周辺を通る商船に警告したと伝えた。ホルムズ海峡は湾岸産油国からの輸送路でもあり、軍事的な緊張の高まりはエネルギー供給不安と結びつきやすい。

海峡を巡っては、過去にも米国とイランの対立が激しくなる局面で、航行の安全や通商への影響が国際的な焦点になってきた。演習の規模や期間次第では、海上保険料や運賃などに波及するとの見方もある。

核協議再開 査察と制裁の綱引き

交渉を前に、イランのアラグチ外相はスイスで国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長と会談した。テレビ朝日によると、交渉に向けた技術的な意見交換を行い、停止状態にある核施設査察の扱いも議論した可能性がある。

AP通信によれば、17日の協議はオマーンが仲介する。米側は核以外の論点も含む幅広い枠組みをにらむ一方、イラン側は核問題に限る立場を崩していない。フィナンシャル・タイムズは、米側の軍事的な圧力も強まる中で、交渉の糸口を探る構図だと報じている。

協議の成否は、核を巡る検証の仕組みと制裁緩和の交換条件を、どこまで具体化できるかにかかる。海峡での偶発的な衝突や商船への過度な威嚇が起きれば、政治的な妥協の余地は一気に狭まる。双方が軍事面の緊張管理を並走させることが不可欠だ。

参考・出典

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