抗議の炎のあとに イランで青年の不審死、当局発表に不信の声
炎が紙片をかすめた数時間後、イラン西部アリグダルズで20代のオミッド・サルラクさんが、10月31日にハメネイ師の肖像を燃やす画像を投稿後、翌日に車中で死亡。警察は自殺と断定する一方、遺族や活動家は当局関与を疑い説明が食い違っている。国際社会からも注目が集まっている。
政策や選挙、国の意思決定を追いかけ、背景にある構造や影響を分かりやすく整理します。
炎が紙片をかすめた数時間後、イラン西部アリグダルズで20代のオミッド・サルラクさんが、10月31日にハメネイ師の肖像を燃やす画像を投稿後、翌日に車中で死亡。警察は自殺と断定する一方、遺族や活動家は当局関与を疑い説明が食い違っている。国際社会からも注目が集まっている。
トランプ米大統領が中国からのフェンタニル関連輸入品の関税を10%に引き下げ、一部上乗せ関税の凍結継続を発表。4日付の大統領令は10日発効とされるが、5日時点で正式文書は公表されておらず、過去措置との整合や合意の実態が焦点だ。通商交渉や企業への影響も注目される。
マールズ副首相兼国防相は、世界最大の軍拡は中国だと指摘。南シナ海など海上輸送路防衛の危険性と軍備透明性への警戒を示し、豪州は海軍力の質と射程を押し上げ航行の自由確保に向け対応を強化すると表明。地域の安全保障への影響も警告した。シドニーの国際会議は緊張感に包まれた。
中国外務省は、2025年11月に深圳で開催予定のAPEC首脳会議での台湾参加について、安全懸念を否定しつつ、参加の鍵は確立された慣行と「一つの中国」原則、関連覚書の順守だと明確に表明。チャイニーズ・タイペイとしての出席条件が早期に示された形だ。
北京の人民大会堂で習近平国家主席とロシアのミシュスチン首相が会談。中国外務省は一方的な制裁や強制措置への共同対応で合意し、安保理枠組みに沿わない措置への反対を表明。エネルギーやデジタル分野を含む協力拡大と相互投資の強化で関係の実質化を急ぐ段階に入ったと発表した。
半導体の出荷停止で車載向け納期遅延が拡大。経産相・赤沢氏はオランダ本社の中国資本メーカー、ネクスペリアの出荷停止を巡り10月30日に王文濤商務部長へ懸念を伝え、11月1日の輸出条件緩和方針を踏まえ日本の産業向け滞りなく供給再開を注視している。
国会監査を終えロビーに姿を見せた議員団は短く説明を残した。韓国NISは2026年3月の米韓合同演習後に米朝首脳会談が模索される可能性が高いと評価、2025年報道で金正恩も条件付き接触を示し米側も対話の扉を開く姿勢で停滞局面にわずかな動き。
2025年11月4日、北京で王毅外相はエストニア外相と会談し、EUとの自由貿易協定交渉に前向きと表明。『中国と欧州は協力のパートナーで、ライバルであってはならない』と述べ、通商摩擦下で対話強化を図る意図を示した。また交渉と締結に前向きで、経済協力や実務協議の強化にも言及した。
ガザから一体の遺体が赤十字を介してイスラエル側に引き渡され、国内の法医学機関で身元確認が進められる。白い車列が国境を離れ、棺は識別のため静かに運ばれた。ハマスはシェジャイア東部で発見した遺体の返還を事前通知しており、戦闘被害の残る地域で合意に基づく遺体返還が一歩前進した。
2025年11月4日の定例会見でシェインバウム大統領は、NBCの対カルテル作戦報道に反論し、東太平洋やカリブ海での疑われる密輸船への米軍の対応が続く中でも、メキシコ国内での一方的な軍事行動は起こらないと明言。両国協力は継続するが主権を越える介入は認めないとの立場を改めて示した。
ブリュッセルの会議で資料を差し替え論点を詰めた。欧州委員会は11月4日、中国が4月に強化したレアアースの輸出管理を踏まえ供給網の安定確保を中国と協議し、一般輸出許可の可能性も含め制度の具体化を求める段階に入った。翌日示された米国向け包括優遇を受け、欧州は対応の明確化を急ぐ。
中国・東莞工場からの出荷遅延を受け、ネクスペリアが顧客に「出荷の可否や時期を把握できない」と通知。親会社聞泰科技とオランダ政府の対立で供給計画が崩壊し、半導体部品のサプライチェーン不安が自動車向けなどメーカーの生産や納期に波及する可能性が高まっている。
11月4日、ロシア大統領府報道官ペスコフはトランプ米大統領の「核実験再開」発言について「米側の説明を待っている」と表明。10月30日の米側の動きは核実験停止の枠組みと抑止の均衡に国際的な波紋を広げ、各国の懸念と外交的反応を招いている。
2025年11月4日、しんぶん赤旗編集局が日本維新の会・藤田文武共同代表に、Xに流れた所属記者の名刺画像の削除と謝罪を要求。藤田氏は公開情報だとして応じず、SNSでの名刺掲載を巡る取材と反論、プライバシーと情報公開の境界が浮上した。議論を呼んだ。
深夜の動画で、NHKから国民を守る党の立花孝志党首が静岡・伊東市長選への立候補意向を表明。田久保真紀前市長の失職で生じた空白に全国区の知名度を持つ立花氏が名乗りを上げた。告示は2025年12月7日、投開票14日、立花氏は10日に記者会見予定。
運輸長官が政府閉鎖の長期化で「1週間続けば空の一部を閉じざるを得ない」と警告。米航空の要である管制や保安は無給勤務が続き、仕組みと人員の疲労が蓄積。人員の穴が拡大するほど遅延や欠航が連鎖し、政治のにらみ合いが空港運営と旅客便に深刻な影響を及ぼす懸念が高まっている。
厚生労働省の社会保障審議会・介護保険部会は2025年10月、65歳以上の介護保険で自己負担2割の対象拡大を本格議題化。支払い能力に応じた応能負担を強め、現役世代の保険料上昇を抑える方針を年末までに整理する見通しだ。議論では公平性や高齢者負担の影響も焦点になっている。
米財務長官スコット・ベッセント氏は、NVIDIAの先端AI半導体「Blackwell」について、世代交代が進めば将来的に中国などへの販売が検討され得ると示唆。現行の最上位扱いは当面維持されるが、更新速度次第で輸出規制の線引きが変わり得るとCNBCが報じた。
ディック・チェイニー元米副大統領が2025年11月3日に84歳で死去。死因は肺炎の合併症と心血管疾患。イラク侵攻を後押し、副大統領の権限拡大を象徴した政治家の死は、米国の安全保障と権力行使を巡る長年の議論に一区切りをつける。その遺産と賛否は今後も検証され続ける。
高市早苗首相は11月4日の衆院代表質問で、造船を経済と安全保障の基盤と位置づけ、建造能力強化の工程表策定と民間投資促進を表明。物価と賃金、そして防衛費水準に関する答弁も示し、政権の「強い経済」と「持続可能な防衛力」の骨格が浮かび上がった、との見方が出ている。