北海道・泊村議会が原発再稼働を可決 止まっていた歯車が再び動く
日本海沿岸で止まっていた歯車が動き始めた。2025年10月31日、北海道後志・泊村議会は臨時本会議で規制側の審査合格を受け、泊原発3号機の早期再稼働に同意する意見書を可決。北電が目指す2027年早期再稼働の工程に影響を与える局面だ。地元や国の対応に注目が集まる。
政策や選挙、国の意思決定を追いかけ、背景にある構造や影響を分かりやすく整理します。
日本海沿岸で止まっていた歯車が動き始めた。2025年10月31日、北海道後志・泊村議会は臨時本会議で規制側の審査合格を受け、泊原発3号機の早期再稼働に同意する意見書を可決。北電が目指す2027年早期再稼働の工程に影響を与える局面だ。地元や国の対応に注目が集まる。
トロントの会場で、2025年10月31日にEPA長官が、悪化するカナダの森林火災による大気汚染の越境影響を指摘し、米国側の懸念とカナダ政府との連携の必要性を提起。山火事をフェンタニルなどの越境課題と並び重要視し、米北部への影響を踏まえ協力強化を訴えた。
自衛隊統合演習(07JX)は2025年10月31日に終了。陸海空が10月20日から実動訓練を実施し、統合運用能力の維持・向上を図った。周辺の安全保障環境が厳しさを増す中、現地での検証と教訓抽出が急務だ。統合幕僚監部は実地検証の結果を今後の防衛計画に反映するとしている。
2025年10月31日、パレスチナ自治区ガザでイスラエル軍の新たな攻撃があり、パレスチナ保健当局が死者を確認。イスラエルは停戦の履行を強調する一方、軍事行動を継続し、停戦の脆さと地域の緊張が浮き彫りになった。民間人の被害や人道支援の停滞も懸念されている。
2025年10月31日、慶州のAPEC首脳会合で高市早苗首相は日本側の要請で習近平国家主席と会談。日中関係の安定化や経済協力、地域安全保障を巡って意見交換し、関係改善の具体策や対話継続で一致した。首脳会談は短時間だったが、実務レベルでの協議再開に期待が示された。
FTは10月31日、ロシアがウクライナを巡る強硬要求を崩さず、米国がブダペストで予定していたトランプ大統領とプーチン大統領の会談を中止したと報道。決定はラブロフ外相とルビオ国務長官の緊張のある電話協議後に下された。米露の緊張を映す決定だ。影響を注視する見方もある。
ガソリン税(旧暫定税率)の見直しが最終局面に。報道は与野党6党の実務者が年内、すなわち12月31日廃止で一致と伝える。木原稔官房長官は党内手続き後に政府が適切に対応すると表明し、制度の出口設計と安定財源確保が焦点となっている。影響や補填策の内容も注目される。
米財務長官スコット・ベッセントは30日、中国が短編動画アプリTikTokの譲渡協定を承認したと明かし、数週間〜数カ月で合意が前進すると見通した。中国商務省も適切対処とし、米中の政治・通商交渉が最終局面に入ったとの見方が広がる。詳細は差し控えた。
国営インド石油(IOC)が、制裁対象外の取引先からロシア産原油5カーゴ(12月到着)を調達していたと複数筋。米国の対ロシア制裁強化下で購入停止を迫られる中、IOCは規制順守の枠内で調達を再開したとみられ、市場では対応が注目される。IOCは現時点でコメントしていない。
米国のヘグセス国防長官は10月31日、クアラルンプールで中国の董軍国防相と会談。米側は自国の国益護持とインド太平洋の力の均衡維持を強調し、南シナ海や台湾周辺での中国の活動への懸念を伝えた。会談はASEAN防衛相会議の合間に行われ、米中関係の緊張が浮き彫りになった。
米国防総省の政府効率化省(DOGE)が、調達簡素化と国産化拡大、数万機規模の低コスト無人機確保を柱に米軍ドローンプログラムを数カ月で抜本見直し。初期目標は少なくとも3万機超で、ウクライナ戦の教訓や7月のヘグセス国防長官の方針を踏襲。国防総省は未回答。
ドイツ極右党AfDがMAGA勢力や米国務省高官との接触を強化。10月上旬のニューヨーク非公式会合参加や10月30日付複数報道で接触の可視化が進み、国内孤立打破と対外的正統性獲得を狙う動きが鮮明になり、欧州や国内から批判や懸念も出ていると報じられている。
米の対露制裁強化を受け、ドイツ政府がロスネフチの独事業扱いを再検討。米が2025年10月29日付で一時的除外文書を発出、期限は2026年4月。供給安定と法的確実性を巡り恒久除外の確保か国有化・売却の選択を検討中。影響と欧州のエネルギー安全保障が焦点となる。
アンカラでの共同記者会見で、トルコのエルドアン大統領は訪問中の独首相メルツを批判し、ドイツをイスラエルの「大量虐殺」やガザ攻撃への無知と非難。メルツはイスラエルの自衛権を強調し、外交や経済・安全保障での協力を含め、対トルコ関係の深化に意欲を示した。
ハマスがイスラエル人人質の遺体を段階的に引き渡し、現時点で確認されている範囲では10月中旬以降、国際赤十字委員会を介した複数回の返還が行われた。イスラエル軍が身元確認を進め、停戦合意の履行と結び付きつつ断続的に手続きが続いているとみられる。国際社会の注目が集まっている。
参院選の一票の格差を巡る訴訟で高裁判断が相次ぎ、最大格差は7月選挙で3.13倍と確認。各地の裁判所は「違憲状態」と「合憲」に結論が分かれ、選挙無効の請求は退けられる傾向が広がっている。訴訟は継続中で、最終判断は最高裁が全国的な法的基準を示す見通しだ。
片山さつき財務相は10月31日の閣議後会見で、円相場の「一方向に速い動き」に警戒を示し、投機的な過度変動や無秩序な値動きを強い緊張感で注視。為替の安定と日銀の政策維持を妥当と評価し、この水準は約9カ月ぶりの安値圏で、前日は1ドル=154円台半ばの安値を記録した。
尖閣諸島周辺で中国公船の日本漁船への接近が相次ぐ中、第十一管区海上保安本部は漁業者の安全確保を最優先に警戒・対応を継続。現場の緊張は高止まりで、領海・接続水域の監視を強化し、異常接近には即応する態勢を維持する方針だ。地元漁協と連携し、緊急時の情報共有や安全確保を徹底するとしている。
エヌビディアがノキアへ10億ドル出資し2.9%取得。両社はGPU基盤の新ハード「Arc Aerial RAN」でAI-RANを共同開発し、6G対応やデータセンターと無線の統合、エッジAI導入を加速。株価急騰を招き、標準化や供給網を巡る米欧の通信主導権争いに影響。
韓国・慶州で開かれるAPEC首脳会議の機会を捉え、高市早苗首相が31日を軸に習近平国家主席との初の首脳会談に臨む方向で調整が進んでいると報道。一部では31日実施を想定し、政府は30日から11月1日の会期中に日中を含む個別会談で接点拡大や日中関係の安定化を探る方針だとみられる。