中国がイランに自制要求 中東・ホルムズ海峡でカタール産LNG通航維持狙う

中国がイランに海峡での自制要求 ホルムズ封鎖による資源断絶懸念

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中東の海上輸送の要衝ホルムズ海峡をめぐり、中国がイランに自制を求める動きが強まっている。共同通信によると、米ブルームバーグは3日までに、カタール産の液化天然ガス(LNG)などが海峡を通れなくなる事態を避けるよう、中国側がイラン側へ非公式に働きかけていると伝えた。

中国 対イラン非公式働きかけ

イラン国際などがブルームバーグの報道として伝えたところでは、中国の政府関係者がイラン高官に対し、海峡を通過するタンカーを標的にしないよう求め、カタールの輸出拠点への攻撃も控えるよう促したという。匿名のガス業界関係者の話を基にした内容だとされる。

背景には、中国がイラン産原油の主要な買い手である一方、ペルシャ湾岸からの原油やLNGの調達にも大きく依存している事情がある。主要な供給ルートが細ると、調達コストの上昇が国内景気や産業に波及しかねず、軍事的な緊張の高まりを抑える狙いが透ける。

ホルムズ海峡 通航減と供給不安

ガーディアンによると、米国とイスラエルの攻撃とイランの報復が続くなか、海峡の船舶通航は急減し、3月2日の通過は7隻にとどまった。海峡は世界の海上輸送原油のおよそ2割が通るとされ、LNG輸送でも比重が大きい。通航の細りはエネルギー市場の変動要因になりやすい。

ジェトロも2日付のまとめで、関係海域で軍事活動が始まったとして回避を推奨する米国当局の注意喚起などを整理し、企業活動への影響を示した。中国外務省の毛寧報道局長は3日の会見で報道の真偽には踏み込まず、軍事行動の停止と航行安全の確保を訴えたと共同通信が伝えている。

海峡の安全確保は、当事国の軍事判断だけでなく、主要な取引相手が持つ調達先の多様化や金融・保険面のリスク評価にも左右される。供給が細る局面が長引けば、輸入国は在庫の積み増しや代替調達を急ぎ、結果として価格上昇が家計と企業の双方に重くのしかかる。

参考・出典

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