ブルーオリジン ニューグレン3号機打ち上げ、初の再使用ブースター着地成功

ブルーオリジン「ニューグレン3号機」打ち上げ 初の再使用ブースター回収成功

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ブルーオリジンは4月19日、AST SpaceMobileの通信衛星BlueBird 7を載せた大型ロケット「ニューグレン」3号機(NG-3)をフロリダ州ケープカナベラルのLaunch Complex 36から打ち上げた。ロイターなどによると、前回飛行した第1段ブースターを再使用したうえで着地・回収に成功しており、ニューグレンで再飛行させた第1段の着地に成功したのは初めてとなる。

再使用ブースターの着地・回収に初成功

今回使われた第1段は、ブルーオリジンが1月22日にNG-3向けに再整備中だと明らかにしていた「Never Tell Me The Odds」だった。この機体は2025年11月のNG-2で着地・回収に成功しており、同社にとっては同じブースターを再び飛ばして回収までつなげた初の実績になる。

AP通信は2025年11月のNG-2について、NASAの火星探査機2機を打ち上げた後に第1段ブースターを回収したと伝えていた。ニューグレンは大型再使用ロケットとして運用拡大を目指しており、今回の飛行は単なる回収成功から、再使用機を継続的に回せるかどうかを試す段階に入ったことを示した。

BlueBird 7は予定外の軌道に投入

一方、AST SpaceMobileの発表や複数報道によると、BlueBird 7は上段の問題で予定より低い軌道に投入され、運用不能のため軌道離脱(デオービット)される見通しとなった。第1段の回収成功とは切り分けてみる必要があり、今回の打ち上げはペイロード投入の側面において事実上の失敗という重い課題を残した。

NASAは3月、2027年のArtemis IIIで、SpaceXとBlue Originの商業月着陸船の一方または双方と低軌道でランデブーやドッキングを試験する設計を公表した。ブルーオリジンにとってニューグレンの安定運用は、月探査関連計画を支える打ち上げ能力の裏付けとしても重要性を増しているが、上段の運用不具合はそうした今後のミッションへの不安材料となり得る。

NG-3は、再使用した第1段を再び着地させた点でニューグレン開発の節目となった。ただ、衛星投入では運用不能による廃棄という結果に終わっており、ブルーオリジンが大型商業打ち上げと月探査関連任務の両面で信頼性を示せるかどうかは、次の飛行での上段運用とペイロード投入の成否が引き続き問われることになる。

参考・出典

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