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ロッキード・マーチンは2026年7月20日(現地時間)、英国ファンボローで新型迎撃弾「PAC-3 Adapted Capability Effector(PAC-3 ACE)」を発表した。同社によると、1発当たりの価格はPAC-3 MSEの半額未満となる。
PAC-3 MSEを補完、既存システムと連接
PAC-3 ACEは、PAC-3 MSEを補完する低コストの防空用迎撃弾と位置付けられている。既存のPAC-3射撃管制システムを基盤とし、パトリオット・システムや統合戦闘指揮システム(IBCS)に連接する。
同社が対処対象として挙げたのは、航空機、巡航ミサイル、近距離・短距離弾道ミサイルだ。「半額未満」はPAC-3 MSEの1発当たり単価との比較で、同社発表では具体的な販売価格や受注、調達数量は示されていない。
大量攻撃への対応で高まる低価格需要
ロイターによると、初期生産は2028年に始まる可能性がある。ロッキード・マーチンは、米国と欧州の企業や供給業者と協力し、PAC-3 ACEの開発、試験、生産を進める方針だ。
米欧の政府は、ウクライナと中東で顕著になった大量のミサイル・ドローン攻撃を受け、より安価な迎撃手段を求めている。ただし、同社幹部はロイターに、PAC-3 ACEはドローン迎撃用に設計されたものではないと説明した。
ロイターは、防衛企業が量産可能な低コスト兵器を手がける新興企業との競争にも直面していると報じた。PAC-3 ACEは、既存のパトリオット関連システムとの連接を維持しながら、航空機や巡航ミサイル、短距離弾道ミサイルへの対処コストを抑える構想となる。
