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英製薬大手GSKは4月12日、開発中の抗体薬物複合体(ADC)「mocertatug rezetecan(Mo-Rez、モーレズ)」が、婦人科がんを対象にした第1相BEHOLD-1試験で前向きな結果を示したと発表した。GSKによると、最高用量群での確認済み奏効率は、プラチナ製剤耐性卵巣がんで62%、再発または進行子宮内膜がんで67%だった。同日報じたロイター記事では、同社のヘシャム・アブドラ氏がMo-Rezを現時点の「優先資産」と位置づけ、ブロックバスター化の可能性に言及した。
Mo-Rez、卵巣がん62%・子宮内膜がん67%の奏効率
GSK発表によると、このデータはプエルトリコ・サンフアンで開かれたSGO Annual Meeting on Women’s Cancerのlate-breaking oral sessionで初公表された。Mo-RezはB7-H4を標的とするADCで、卵巣がんや子宮内膜がんで広く発現し、正常組織での発現が低いとされる抗原を狙う。治療選択肢が限られる患者群で具体的な奏効率を示したことで、初期段階ながら存在感を強めた。
安全性についてGSKは、最高用量群で治療関連有害事象による投与中止は卵巣がん群で0%、子宮内膜がん群で4%だったとしている。主な治療関連有害事象は悪心だった一方、グレード3以上の治療関連有害事象は卵巣がん群64%、子宮内膜がん群54%で、主として血液毒性だった。Fierce Biotechによると、今回の第1b相データは計180人規模の試験に基づくが、最高用量群は卵巣がん34人、子宮内膜がん12人で、追跡期間も比較的短い。
GSKが後期開発を加速 2026年に重要試験5本へ
前述のロイター記事によると、アブドラ氏は4月12日の記者向け電話会見で、同剤に対する強い期待感を示している。なお、同メディアは「有意な縮小」を、腫瘍が30%以上縮小した状態と説明しており、今回の奏効率はその基準で確認されたものだ。
GSKは、今回の有効性と安全性のプロファイルが、2026年中に5本の重要な第3相試験を開始する根拠になるとしている。ロイター記事では、卵巣がんと子宮内膜がんで2本の後期試験が進んでおり、さらに数カ月以内に3本の試験開始を計画していると伝えた。1月1日にCEOへ就任したルーク・マイルズ氏の下で、開発加速の方針が個別資産の計画に具体化してきた格好だ。
もっとも、今回示されたのは選択された用量群の初期データで、全生存期間や無増悪生存期間といった長期指標はなお十分に見えていない。Mo-Rezの大型製品化はGSK幹部の見立てにとどまるが、治療選択肢の乏しい婦人科がんで高い腫瘍縮小率を示したことにより、同剤が同社の後期開発を牽引する候補として一段と前面に出てきたのは確かだ。
参考・出典
- GSK presents positive data for B7-H4-targeted ADC in gynecological cancers | GSK US
- GSK sees blockbuster potential in targeted cancer therapy after promising early data By Reuters
- 英GSKの次世代がん治療薬有望か、初期データで高い腫瘍縮小効果(ロイター) – Yahoo!ファイナンス
- Luke Miels | GSK
- GSK CEO’s ‘scientific courage’ propels plans for medley of phase 3 trials for Hansoh-partnered ADC
