ロシア軍がドネツク州ポクロフスク接近 防衛側は侵攻阻止に苦戦、犠牲拡大
冷えた雨が土を重くするなか、ドネツク州ポクロフスクの周縁で爆音が絶えない。2025年10月29日、ウクライナ側の軍・政府筋と複数のオープンソース分析が、この要衝にロシア軍が迫り、防衛側が侵攻阻止に苦戦していると相次いで伝えた。一方でキーウは、前進には甚大な犠牲が伴っていると強調する。互いの主張がぶつかる最前線の像が浮かぶ。
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冷えた雨が土を重くするなか、ドネツク州ポクロフスクの周縁で爆音が絶えない。2025年10月29日、ウクライナ側の軍・政府筋と複数のオープンソース分析が、この要衝にロシア軍が迫り、防衛側が侵攻阻止に苦戦していると相次いで伝えた。一方でキーウは、前進には甚大な犠牲が伴っていると強調する。互いの主張がぶつかる最前線の像が浮かぶ。
冷たい風が残るキーウの未明、高層住宅の壁が黒く焦げ、砕けた窓枠が歩道に散っていた。26日、ロシア軍の無人機とミサイルによる空爆で少なくとも3人が死亡し、子ども6人を含む30人前後が負傷した。致死の攻撃は24時間以内で2度目であり、防空の限界と追加支援の遅れが改めて浮かんだ出来事である。
ウクライナの首都キーウや第2の都市ハルキウなど各地で2025年10月22日未明、無人機とミサイルによる大規模攻撃が相次いだ。現時点で確認されている範囲では、子ども2人を含む少なくとも7人が死亡し、多数が負傷した。ウクライナ空軍は、ロシアが405機のドローンと28発のミサイル(うち15発は弾道)を放ったと発表している。冬を前に、エネルギー網を狙う圧力が一段と強まったと映る。
秋の冷たい風が吹くキーウに、大きな一報が走った。2025年10月22日、ウクライナ大統領とスウェーデン首相が、最新鋭戦闘機グリペンEの大規模供与を視野に入れた了解覚書に署名したと伝えられた。条件や時期は未定だが、実現すれば欧州の空の力学を揺さぶる計画である。戦局の長期化が現実味を帯びるなか、空からの抑止をどう立て直すかという問いが突きつけられている。
2025年10月21日、薄曇りのキーウで議員らが席に着くと、ウクライナ最高会議は今年の国家予算をふたたび手当てし、国防費を約3250億フリブニャ積み増して総額2兆9600億フリブニャとする修正案を可決した。夏の上積みに続く判断で、長期化する前線の圧力と装備需要の高まりが議場の空気に重なる出来事である。
薄曇りのキーウで記者が詰めかけた。ウクライナのゼレンスキー大統領は2025年10月9日、停戦が実現すればトランプ米大統領をノーベル平和賞に推薦する考えを示した。和平交渉が足踏みするなか、ワシントンへのアピールを強め、モスクワに圧力を乗せる狙いがにじむ発言である。国内議会でも推薦を求める動きが出ており、戦場外の外交戦が熱を帯びてきたと映る。
キーウの執務室で静かな雨が窓を叩いた日、ゼレンスキー大統領が2025年10月8日に共同通信などの取材に応じ、ロシアが年内にドネツク州を制圧する計画は「頓挫した」と語った。8月以降の反転攻勢で手応えを得たとし、米国に巡航ミサイル「トマホーク」の間接供与を求め、交渉のテーブルを動かす圧力にすると強調した。戦場と外交が重なり合う現実が浮かぶ。
2025年9月28日未明(日本時間)、ロシアがウクライナ各地に大規模な無人機とミサイルの一斉攻撃を仕掛けた。規模は600超に達したとの報があり、首都キーウでは犠牲者が出た。国連総会の会期終盤と重なるタイミングで、戦況は再び空からの圧力が強まった格好だ。