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カナダの探鉱企業Irving Resourcesは2026年6月25日、北海道雄武町の金・銀探鉱事業「Omu Sinter」で、浅部としては初めて高品位の金銀鉱化を確認したと発表した。同社は周辺と深部を対象とする追加掘削を計画している。
47.7メートル区間で金0.98グラム、銀68.96グラム
2026年初めに掘削した孔「26OMS-002」では、基盤岩上部から孔底まで47.7メートルにわたり、平均で鉱石1トン当たり金0.98グラム、銀68.96グラムを確認した。
この区間には、金4.05グラム、銀54.71グラムの7メートル区間が含まれ、さらに1.05メートルでは金10.68グラム、銀187.81グラムだった。孔は鉱化した状態のまま終了しており、鉱化帯の真の幅は現時点で確定していない。
Irving Resourcesは、Omu Sinterの周辺と深部を対象とする追跡掘削に向けた申請を進めている。現地ではJX Advanced Metals Corporationが資金を拠出する掘削も進められており、JXは一定条件でOmu Sinter Pitの権益75%を取得できる契約を結んでいる。
Japan Goldも北海道で追加調査
Japan Goldは北海道のHakuryuプロジェクトで、2025年の試錐孔から0.60メートル区間で金16.15グラムを確認し、再分析では24.10グラムとなった。2026年3月には、追加掘削に向けた掘削地点の準備を進める方針を示している。
商業化には鉱量や連続性の検証が必要
高品位の鉱化が確認されても、直ちに商業採掘へ移れるわけではない。Omu Sinterでは鉱床量や鉱体の連続性が確定しておらず、採掘計画の承認や商業操業にも至っていない。
鉱業法上、鉱業権を直接保有できるのは原則として日本国民または日本国法人で、外国企業が直接保有できる制度ではない。Irving Resourcesも日本法人の子会社を通じて国内事業を進めている。
毎日新聞は、十分な鉱量が確認され新規の商業金山開発に至れば、1981年に発見された菱刈鉱山以来、約半世紀ぶりとなる可能性があると報じている。菱刈鉱山は1985年の出鉱開始以来、現在も商業操業を続けている。
