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米財務省によると、ベセント米財務長官は2026年8月30日(米東部時間)、日銀の植田和男総裁と会談し、円安が国内のインフレ圧力の一因になっていると指摘したうえで、健全な金融政策の策定と適切な発信の重要性を強調した。
円の過小評価への市場・金融面の措置を支持
会談は、米ノースカロライナ州アシュビルで開かれたG20財務相・中央銀行総裁会議に合わせて行われた。ベセント長官は、金融政策の適切な策定と発信がインフレ期待の安定と過度な為替変動の回避に重要だと述べ、円の大幅な過小評価に対処する日本の断固とした市場・金融面の措置に強い支持を表明した。
ロイターは、金融政策上の対応にも支持を示した発言を、日銀の追加利上げを後押しする圧力と位置付けている。ただし、会談内容は利上げ決定を意味するものではない。
植田総裁「有益な議論」、詳細はコメントせず
FNNによると、植田総裁はG20会合後の記者会見で、8月30日のベセント長官との会談について「有益な議論を行うことができた」と述べ、詳細はコメントしなかった。
ベセント長官は8月31日(米東部時間)のCNBCインタビューで、日本政府と日銀が円高につながる措置を取るとの見方を示した。利上げを意味するのか問われると、市場はすでにその可能性を織り込み始めているとの認識を示した。一方、会談前のロイター取材では、日銀に具体的な政策を指示する考えはないと述べていた。
日銀は6月16日の金融政策決定会合で、無担保コールレート(O/N物)の誘導目標を0.75%程度から1.0%程度へ引き上げることを決めた。次回会合は9月17〜18日に予定されており、市場では追加利上げ観測が強まっている。
