英政府が複数の中ロ組織を制裁対象に追加 情報操作とサイバー攻撃関与の疑い
英国政府は現地時間12月9日、ロシアに有利な情報操作に関与したとされる団体と、英国やその同盟国のネットワークにサイバー攻撃を仕掛けた疑いのある中国のIT企業2社を新たに制裁対象に加えた。英外務省は同日公表した政策文書で、欧州全域で「物理的攻撃からサイバー戦、情報戦に至るまでのハイブリッドな脅威」がエスカレートしていると指摘し、民主主義や重要インフラを狙う一連の動きとして位置づけた。離れた国の制裁決…
本ページでは「サイバー攻撃」をテーマとした記事を一覧で掲載しています。
英国政府は現地時間12月9日、ロシアに有利な情報操作に関与したとされる団体と、英国やその同盟国のネットワークにサイバー攻撃を仕掛けた疑いのある中国のIT企業2社を新たに制裁対象に加えた。英外務省は同日公表した政策文書で、欧州全域で「物理的攻撃からサイバー戦、情報戦に至るまでのハイブリッドな脅威」がエスカレートしていると指摘し、民主主義や重要インフラを狙う一連の動きとして位置づけた。離れた国の制裁決…
アサヒグループホールディングスは10日、同社を狙ったサイバー攻撃に関連し、同社から流出した疑いのある情報を9日夜にダークウェブ上で確認したと明らかにした。9月末の攻撃以降、国内の受注や出荷に支障が続く中で、流出データが「闇市場」に出回った可能性が浮上し、顧客や取引先の不安が一段と高まりそうだ。
大阪市教育委員会は12月5日、市立小中学校で行っていた学習意欲などを測る「非認知能力調査」に関連し、協力事業者のシステムがサイバー攻撃を受けたと公表した。市によると、市内8校の児童生徒と教職員あわせて1101人分の個人情報が外部に漏えいしたおそれがある。子どもの学びを支えるIT活用の安全性が、いま改めて問われている。
オフィス通販大手アスクルの売上が、わずか1カ月で“ほぼ消えた”。10月19日にランサムウェアによるサイバー攻撃を受けて受注を止めた結果、11月度(10月21日〜11月20日)の単体売上高は16億9800万円と、前年の約5%にまで落ち込んだ。日々の備品を届ける物流インフラが突然止まった今、物流インフラの停止リスクを誰がどう分散するのかが問われている。
韓国最大の暗号資産取引所アップビットで、11月27日に約445億ウォン(約4.9億円)の資産が外部に流出した。韓国当局は、北朝鮮のハッカー集団「ラザルス」が関与した可能性が高いとみて捜査を進めている。被害は取引所が自社資金で補填すると説明しているが、一時的な入出金停止や価格の乱高下も起き、急拡大した暗号資産市場の安全網がどこまで機能するのかが問われている。
記者会見場でフラッシュが続けて光り、アサヒグループホールディングスの勝木敦志社長が深く頭を下げた。サイバー攻撃で止まっていた基幹システムについて、2025年12月2日からシステム経由の受注を段階的に再開すると語り、約2カ月にわたりファクスと電話に頼ってきた現場の負担と、なお続く影響の大きさを認めた。
各省から担当者が集まり、机の上の資料が次々と差し替えられた。サイバー攻撃の脅威が増す現状を受け、政府は今後5年間の新たな「サイバーセキュリティ戦略」を年内にまとめ、官民一体で対策を進める方針だ。被害の芽を早期に摘む「能動的サイバー防御」を柱に、国が主導して体制を整える。
停止されたアカウントの調査が進むあいだ、社内の脅威インテリジェンスが次々とログを洗い直した。Anthropicは2025年11月13日、中国政府の支援を受けたとみられる集団がAIモデル「Claude」を悪用し、企業や政府への攻撃をほぼ自動化していたと公表した。大規模作戦をAIが主導した初の文書化事例だとしている。
止まった端末の代わりに、現場の手が受注伝票を追う。アサヒグループホールディングスは11月13日、傘下3社の10月売上概況を公表した。9月29日のサイバー攻撃で受発注や出荷システムに障害が生じ、主力品の供給を絞りつつ手作業でつなぐ日々が続いた。数字はその揺れを映し、復旧の歩幅もにじませた。
企業経営者が集まったメルボルンの壇上で、マイク・バージェスASIO(オーストラリア保安情報機構)長官が声を落とした。中国政府・軍に関わるハッカーが豪州の通信や重要インフラを継続して探り、破壊工作が実行されれば経済は混乱しかねないという。昨年の被害規模や企業秘密流出の深刻さも示し、備えを急ぐよう訴えた。
議会向けの分析室で端末の警告音が続き、担当者が接続を切り離した。米議会予算局(CBO)は2025年11月6日、外部からのサイバー攻撃でシステム侵害を確認したと明らかにした。立法の費用試算を担う中枢への侵入は、議会の意思決定の足元を狙う動きでもある。同局は調査を進めながら業務を継続し、監視の拡充と新たな防御策を導入した。影響の精査と復旧の精度が問われている。
冷えた空気の中で緊張が張りつめる。アスクルは、サイバー攻撃の渦中で新たな事実を公表した。身代金要求型の不正プログラムによる侵害を受けた一連のシステム障害に関連し、同社が保有する情報の一部が社外へ流出したと明かした。公式サイトには謝罪と案内が相次いで掲出され、状況の区切りと次の対応の方向性が示された形だ。
オフィス通販大手アスクルが受けたサイバー攻撃で、犯行を「RansomHouse(ランサムハウス)」と名乗るハッカー集団が主張したと伝わった。現時点で確認されている範囲では、10月19日に障害を検知後に受注・出荷を停止し、同社は犯行声明を把握したうえで事実関係の確認を進めていると説明している。
オフィス用品通販のアスクルで発生したランサムウェア感染によるシステム障害をめぐり、同社は影響範囲の確認を進めている。10月19日朝に障害を検知し、同日午前に該当ネットワークを遮断。現在も受注と出荷を停止しており、個人情報や取引情報の外部流出は現時点で確認されていないとしている。状況は順次更新され、判明次第速やかに公表するとしている。
アサヒグループホールディングスが外部からのサイバー攻撃を受けて国内の受注・出荷システムが止まってから、29日で1カ月となる。現場は電話やファクス、手入力で供給をつなぎ、出荷は段階的に再開しつつある。だがシステムの復旧はなお見通せず、新商品発売や情報開示の計画にも影響が広がっている。
深夜のサーバールームに冷気が満ち、監視画面の警告がひとつ跳ねるたび、現場の緊張がわずかに高まる。マイクロソフトが公表した「デジタル防衛報告書2025」は、国家の後押しを受けた攻撃者がIT基盤を的に矢継ぎ早に仕掛け、動機の多くが金銭目的へ傾く現実を示した。AIが攻撃と防御の双方を押し広げる転換点に、私たちは立っているといえる。
英国の自動車工場で静まり返ったラインが徐々に動き出す一方、経済の計算は重くのしかかる。独立系非営利のサイバー・モニタリング・センター(CMC)は2025年10月22日、ジャガー・ランド・ローバー(JLR)を襲ったサイバー攻撃による生産停止で、英国経済に19億ポンドの損失が生じたと試算を公表した。影響はなお広がっていると映る。
日曜の夜、スマホの画面に「在庫を確認できない」という表示が広がった。良品計画は2025年10月20日、無印良品のオンラインショップ「無印良品ネットストア」の受注と出荷を、19日21時ごろから止めていると明らかにした。配送を委託する先で起きたサイバー攻撃の余波が、生活の細部にまで波紋を広げていると映る。
西安の郊外で原子時計が脈打つ施設に、静かな波紋が広がった。中国の国家安全省は2025年10月19日、米国家安全保障局(NSA)が中国科学院国家授時センターに対し、長期にわたるサイバー攻撃を仕掛けた「確たる証拠」を得たと発表した。国の時刻を刻む基盤が狙われた、という重い指摘である。攻撃は職員の端末から内部網へと連なる経路をたどったとされ、影響は通信や金融、電力に及び得たとみられる。
薄曇りのロンドン、ホワイトホールの廊下に重い気配が漂う。ジョンソン元首相の首席顧問を務めたカミングス氏が「中国が英政府機関のネットワークに長年侵入し、最高機密を含む膨大なデータが流出した」と証言したからだ。英紙の報道は2025年10月16日に表面化し、政府の情報管理と説明責任に改めて焦点が当たった。疑念はサイバー空間の暗がりから、政治の中心へとにじみ出ている。