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京都フュージョニアリングは2026年8月12日付で、米オークリッジ国立研究所(ORNL)と増殖ブランケット試験施設「UNITY-3」の建設を進めると発表した。ORNLとテネシー州政府は11日(現地時間)に関連発表し、米エネルギー省(DOE)の資金拠出決定も明らかにした。
14MeV中性子で増殖ブランケットを検証
増殖ブランケットは、核融合反応で生じる中性子のエネルギーを受け止めるとともに、リチウムを含む材料から燃料となるトリチウムを生み出す装置だ。
UNITY-3は加速器方式のD-T核融合中性子源を使い、燃焼プラズマで生じる典型的な14MeVの高エネルギー中性子を生成する。中性子スペクトルやトリチウム生成量を測定し、増殖ブランケットの性能や発電プラント設計に使うシミュレーションコードを検証する。
同社とORNLは2026年1月、DOEとの戦略的パートナーシップの下でUNITY-3の共同開発に着手していた。
米国本社をオークリッジへ移転
テネシー州政府によると、京都フュージョニアリングは米国本社をオークリッジへ移し、アンダーソン郡で4,690万ドルを投資して51人を雇用する計画だ。移転とUNITY-3事業は、州の原子力エネルギー・サプライチェーン投資基金の支援も受ける。
建設プロジェクトは進行しているが、着工、完成、運転開始の具体的な時期は公表されていない。
京都府久御山町の「UNITY-1」はブランケットと熱サイクル、カナダ・オンタリオ州で開発中の「UNITY-2」はD-T燃料サイクルを検証する。UNITY-3は核融合中性子環境で中性子工学やトリチウム生成を検証し、3施設で異なる技術課題を分担する。
