イラク北部からシリア米軍を標的 ロケット弾7発の越境発射
イラク北部モスル近郊のラビアから2026年3月23日、シリア北東部の米軍基地に向けて少なくとも7発のロケット弾が発射された。イラク治安当局者2人の話として伝えられたもので、米国とイスラエルがイランへの軍事作戦を始めて以降、シリア駐留米軍を狙った越境攻撃が確認されたのは初めてとみられる。発射地点は国境に近いニネベ県西部で、イラク側からシリア側の拠点を直接狙う形となった。
本ページでは「シリア北東部」をテーマとした記事を一覧で掲載しています。
イラク北部モスル近郊のラビアから2026年3月23日、シリア北東部の米軍基地に向けて少なくとも7発のロケット弾が発射された。イラク治安当局者2人の話として伝えられたもので、米国とイスラエルがイランへの軍事作戦を始めて以降、シリア駐留米軍を狙った越境攻撃が確認されたのは初めてとみられる。発射地点は国境に近いニネベ県西部で、イラク側からシリア側の拠点を直接狙う形となった。
シリア北東部カーミシュリー空港に駐留してきたロシア軍が、部隊と装備の移動を進めている。同地ではダマスカスの暫定政府が、クルド人主体の武装勢力の支配を切り崩し、北東部の統治を取り戻そうとしており、ロシアの「現地に残る理由」そのものが揺らいでいる。
シリア北東部の主導権が急速に中央へ戻る中、暫定政府は現地時間1月20日、クルド人主体の民兵組織シリア民主軍(SDF)に対し、戦闘員を暫定政府軍へ統合する合意を「4日以内」に示すよう期限を設けた。停戦の枠組みが動き出した一方、統合の成否が地域の治安を左右する局面に入った。
停戦合意で収束に向かうはずだったシリア北東部が、翌19日も銃撃と「イスラム国」(IS)拘束者の脱走騒ぎに揺れた。油田地帯の主導権が移る一方、治安の空白が統治の弱点を露呈している。
シリア北東部の油田地帯を巡る戦闘が、暫定政府とクルド人主体の「シリア民主軍(SDF)」の停戦・統合合意で大きく転換した。自治運営の縮小だけでなく、国境や収容施設の管轄が移る点が政権統合の試金石となる。