フランス議会、不信任2本を否決 ルコルニュ政権が延命へ
議場にざわめきが戻ったのは、掲示板の数字が固まった直後だった。2025年10月16日、フランス国民議会はルコルニュ首相に対する2本の不信任動議をいずれも否決した。首相は2023年の年金改革の適用停止を打ち出し、社会党の一部支持を取り付けて難局をしのいだ格好だ。行政府の延命と引き換えに、財政と年金の「次の一手」が国会交渉のど真ん中に据わる展開となった。
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議場にざわめきが戻ったのは、掲示板の数字が固まった直後だった。2025年10月16日、フランス国民議会はルコルニュ首相に対する2本の不信任動議をいずれも否決した。首相は2023年の年金改革の適用停止を打ち出し、社会党の一部支持を取り付けて難局をしのいだ格好だ。行政府の延命と引き換えに、財政と年金の「次の一手」が国会交渉のど真ん中に据わる展開となった。
薄曇りのパリ、マチニョンの中庭に集まった記者の前で、政権の行方を測る言葉が重ねられた。マクロン大統領は8日、10日夕までに新首相を指名すると明らかにし、解散・総選挙という最悪手を当面棚上げした格好だ。退任するルコルニュ首相は各会派との協議が進んだと語り、年末までの予算成立に向け「道筋」を示した。先の見えない混乱に、ようやく一本の細い糸が垂らされたと映る。