台湾海巡署、中国公務船2隻の太平島禁止水域初侵入を発表 約15分で退去
台湾海巡署は11日、南シナ海の台湾管理下にある太平島周辺の禁止水域に、中国公務船2隻が初めて侵入したと発表した。2隻は約15分間とどまった後、台湾側の巡視船に退去させられた。台湾側は主権への挑発であり、海上安全を脅かす行為だとして「最も厳しい譴責」を表明した。
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台湾海巡署は11日、南シナ海の台湾管理下にある太平島周辺の禁止水域に、中国公務船2隻が初めて侵入したと発表した。2隻は約15分間とどまった後、台湾側の巡視船に退去させられた。台湾側は主権への挑発であり、海上安全を脅かす行為だとして「最も厳しい譴責」を表明した。
台湾海巡署は、中国側が台湾東部海域での巡視活動を終えたと発信した後も、同海域に中国の管轄権は及ばないとの立場を改めて示した。台湾側は今回の動きを、中国が「執法」の名目で東部海域への権限を演出し、既成事実化を図る灰色地帯の圧力と位置付けている。
台湾海巡署は9日、中国側船舶が台湾周辺を航行中の商船に対し、出発港や目的港などを無線で照会し、海域の管轄権を示唆する「妨害行為」を行ったと明らかにした。7日以降、通過中の商船3隻が対象となり、台湾側は各商船に対し、中国側の問い合わせに応じる必要はないと呼びかけた。
台湾海巡署は11日、中国の海洋調査船「同済」が台湾南方の制限水域直外で行おうとしたとされる調査活動を「違法」と判断し、阻止して退去させたと発表した。海巡署が同船を確認したのは7日、台湾最南端・鵝鑾鼻の南東29カイリ(約54キロ)付近で、台湾側が設定する制限水域のすぐ外側だった。
台湾の国防部(国防省)にあたる国防部と空軍は1月6日夜、東部・花蓮県沖で訓練飛行中のF-16V(F-16改良型)1機がレーダーから消失し、操縦士が緊急脱出(射出)した可能性があると発表した。7日朝の時点でも操縦士は発見されておらず、空軍や海巡(海上保安機関)が捜索を続けている。