尹前大統領に死刑求刑、非常戒厳巡り内乱首謀罪 韓国特別検察
韓国の政権中枢を揺さぶった「非常戒厳」宣言を巡り、尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領が内乱首謀罪などに問われている裁判で、特別検察官が2026年1月13日、死刑を求刑した。民主化後の韓国で戒厳が現実の政治手段として持ち出された衝撃は大きく、司法は憲政秩序への挑戦だったかを正面から裁く局面に入った。
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韓国の政権中枢を揺さぶった「非常戒厳」宣言を巡り、尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領が内乱首謀罪などに問われている裁判で、特別検察官が2026年1月13日、死刑を求刑した。民主化後の韓国で戒厳が現実の政治手段として持ち出された衝撃は大きく、司法は憲政秩序への挑戦だったかを正面から裁く局面に入った。
2024年12月の戒厳令(非常戒厳)宣布を巡り、内乱を首謀した罪などに問われた韓国の尹錫悦前大統領の論告求刑公判が1月9日、ソウル中央地裁で開かれた。審理は夜も続き、韓国メディアは特別検察官の求刑が10日にずれ込む可能性を伝える。法定刑は死刑または無期懲役などで、判決は2月にも言い渡される見通しだ。
韓国の特別検察官は2025年12月15日、尹錫悦前大統領が2024年12月の非常戒厳を正当化する口実を作るため、北朝鮮を挑発し武力行動を誘発しようとしたと発表した。6カ月の捜査を経て、尹氏と元閣僚5人を含む24人を内乱罪で起訴したとしている。
特別検察官が動いた。2025年11月7日、尹錫悦前政権の疑惑を捜査するチームは、政党法違反の罪で世界平和統一家庭連合の韓鶴子総裁を追起訴し、尹前大統領夫人の金建希氏や教団の元幹部らも同容疑で追起訴した。与党代表選をめぐる集団入党の工作があったとされ、宗教と政治の結びつきが改めて問われている。