市場が「高市トレード」を採点、日銀決定と米大統領会談で行方を測る
東京・兜町の熱気が秋風を上回る。所信表明演説を終えたばかりの高市政権を映し、投資家は「高市トレード」と呼ばれた株高・債券安・円安の行方を測り直している。次の山場は、29・30両日に開かれる日本銀行の政策決定と、米大統領との首脳会談の中身である。市場は期待の物語から実現度の採点へと進みつつある。
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東京・兜町の熱気が秋風を上回る。所信表明演説を終えたばかりの高市政権を映し、投資家は「高市トレード」と呼ばれた株高・債券安・円安の行方を測り直している。次の山場は、29・30両日に開かれる日本銀行の政策決定と、米大統領との首脳会談の中身である。市場は期待の物語から実現度の採点へと進みつつある。
薄曇りの永田町を歩く人の足取りは早い。自民党と公明党の連立が解消に向かい、代わって日本維新の会との政策協議が取り沙汰される中、10月4日に自民党総裁へ選出された高市早苗氏の下で相場が描いた「高市トレード」の第一幕は、小休止に入ったとの見方が広がっている。市場は次の材料を待っていると映る。
週明けの東京は、円安が一歩深まり、超長期金利が跳ねる光景が広がっていた。そうしたなか、英運用会社RBCブルーベイのマーク・ダウディングCIOが「高市トレード」に冷や水を浴びせた。円金利カーブのスティープ化は行き過ぎだとみて、保有していた円ロングを手仕舞ったという。総裁選の熱気が冷めやらぬ中で、相場は早くも次の均衡点を探り始めている。