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関係者によると、米投資会社ブラックストーン傘下の決済サービス会社SP.LINKSを巡り、ソフトバンクなどが売却手続きの2次入札に進んだ。旧ソニーペイメントサービスを前身とする決済代行会社の買い手選びは、候補先を絞り込む段階に入っている。
7月中旬めどの2次入札、売却価格の目線は1000億円前後
2次入札は7月中旬をめどに締め切られる見通しだ。ソフトバンクのほか、プライベートエクイティ(PE)ファンドなど数社が1次入札を通過した。PEファンドは企業に投資し、成長や再編を通じて価値を高めたうえで売却益を狙う投資ファンドを指す。
売り手側は総額1000億円前後での売却を目指しているとされる。これは成約価格ではなく、現時点での価格目線だ。ソフトバンクは携帯通信や固定通信、インターネット接続サービスを手がける通信大手で、グループ内ではSBペイメントサービスが決済代行サービスを提供している。SP.LINKSを取り込めば、決済分野の規模拡大や不正検知関連コストの共同化などの相乗効果が見込めるとの見方がある。
ソニー系決済会社からブラックストーン傘下へ
SP.LINKSの前身にあたるソニーペイメントサービスは、ソニーグループ傘下の決済代行会社として2006年に分社化された。決済代行は、ネット通販やサブスクリプション事業者がクレジットカードなど多様な支払い手段を受け付けるための基盤で、消費者の購入体験と事業者の売上回収を支えるインフラに近い。
旧ソニーペイメントサービスは2023年12月、ブラックストーンが運営するPEファンドとの資本提携を公表した。その際、取引後の持株会社はブラックストーン側が80.0%、ソニー銀行が20.0%を保有する枠組みが示された。沿革上は2024年に資本提携を実施し、2025年に社名をSP.LINKSへ変更している。
今後は、7月中旬前後とされる2次入札の締め切り後に候補先がどこまで絞り込まれるか、ソフトバンクが最終的な買い手として残るか、価格が売り手側の目線に近い水準でまとまるかが確認点となる。
