ヨルダン川西岸ベイト・ウマルで若者2人死亡 発砲巡り説明食い違い

イスラエル軍、10代のパレスチナ人を2名射殺 火炎瓶投擲への対応と説明

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パレスチナ当局者やWAFAによると、ヨルダン川西岸のベイト・ウマル近郊で、現地時間21日夜から22日朝にかけて、15歳と19歳のパレスチナ人男性2人がイスラエル軍の発砲で死亡し、別の1人が負傷した。イスラエル軍は、3人が入植地カルメイ・ツル付近で火炎瓶を投げ、タイヤを燃やしていたと説明している。

ヘブロン北方の町で発生した発砲

ベイト・ウマルはヨルダン川西岸南部の主要都市ヘブロンの北方に位置する町で、イスラエル軍の展開や住民との衝突が断続的に伝えられてきた地域の一つだ。今回の発砲は、同町近くのカルメイ・ツル入植地周辺で起きたとされる。WAFAは死者を15歳のレダ・サミ・ハッサン・アワドさんと19歳のイッサ・アラファト・イスマイル・アワドさんと伝えた。別の若者1人も負傷し、病院搬送後の状態は安定しているという。

イスラエル軍は、複数人がカルメイ・ツルに向けて火炎瓶を投げ、タイヤに火を付けていたため部隊が発砲し、2人が死亡、1人が負傷したと説明している。イスラエル側の負傷者は報告されておらず、火災は消防隊が消し止めたとされる。ただし、Reutersは軍の説明を独自に確認できていないとしており、発砲時の距離、現場映像や第三者証言、詳しい人数構成などはなお限られている。

西岸で続く致死事案

ヨルダン川西岸では2026年春以降も、イスラエル軍や入植者が関与する致死事案が相次いでいる。4月にはアルムガイイルでイスラエル軍予備役の発砲によりパレスチナ人2人が死亡し、6月上旬にもヘブロン近郊でイスラエル兵が車に発砲し、生後7カ月の乳児が死亡したと報じられた。国連OCHAは、死傷者や物的被害を伴う入植者攻撃が2026年に1日平均6件のペースで記録されていると説明している。

ベイト・ウマル周辺も、2025年6月の軍の急襲や2026年2月の家屋破壊で名前が挙がっており、緊張が続く地域として位置づけられる。今後は、現場映像や目撃証言、発砲時の距離、イスラエル軍とパレスチナ側当局による追加説明や調査の有無が焦点となる。

参考・出典

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