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鹿児島県警は12日までに、特殊詐欺の実行役「受け子」を勧誘したとして、男2人を職業安定法違反(有害業務の勧誘)容疑で逮捕した。県警は、佐賀県内の民家を狙った強盗予備事件の捜査で2人が浮上したとみており、同事件との関連も調べている。
高額報酬を掲げたSNS勧誘
逮捕されたのは、神奈川県厚木市の指定暴力団住吉会傘下組織組員の男(25)と、同県愛川町のブラジル国籍のとび職の男(20)。逮捕容疑は4月、氏名不詳者と共謀し、県外の10代男性に対し、秘匿性の高いスマートフォン向けSNSアプリで特殊詐欺の受け子になるよう誘ったというものだ。
鹿児島県警によると、送られたメッセージには「一発逆転の仕事」「1週間で50から100万は稼げる」などの文言が含まれていた。職業安定法の有害業務に関する規定は、公衆衛生または公衆道徳上有害な業務に就かせる目的で労働者募集などを行う行為を罰するもの。今回の逮捕容疑は詐欺の実行そのものではなく、実行役を募った疑いを対象としている。
佐賀の強盗予備事件との接点
佐賀県内の別件では、4月30日から5月1日にかけて住宅を下見し、バールや目出し帽を準備するなどして強盗をしようとしたとして、鹿児島県警が男5人を凶器準備集合と強盗予備容疑で逮捕していた。この事件では、逮捕・送検された4人が5月22日付で不起訴処分となっている。
県警は、特殊詐欺の受け子勧誘と佐賀県内の強盗予備事件との接点を調べている。両容疑者が別件に関与したかどうか、特殊詐欺や強盗予備の背後に組織的なつながりがあるのかが今後の解明点となる。
