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ロイターによると、IAEAのグロッシ事務局長は2026年9月7日(ウィーン現地時間)、アサド政権期のシリアの未申告核活動をめぐる保障措置上の未解決問題を解消したと表明した。シリア側から必要な立ち入りと情報提供を得たという。別の未申告地点では天然ウラン金属約73トンも確認された。
破壊された原子炉は「ほぼ完成」
グロッシ事務局長は、2007年にイスラエル軍機が破壊したシリア東部デリゾールの建設中の原子炉について、核兵器に直接利用できる核分裂性物質を効率的に生産できる型式だったと説明した。当時は「ほぼ完成」していたが、原子炉は完成前に破壊され、稼働したとは確認されていない。
ロイターによると、IAEAは爆撃された施設が建設中の原子炉だったことに加え、その燃料がシリア国内で製造されていたことも確認した。グロッシ氏は一方で、旧政権がどのような目的で原子炉を建設していたかについては断定していない。
別の地点で天然ウラン金属約73トン
ロイターとAPによると、IAEAはデリゾールの原子炉跡とは別の未申告地点で天然ウラン金属約73トンを確認し、このうち約55トンは燃料棒の形だった。
シリアは7月17日付の書簡で同地点の存在をIAEAに通知し、核物質の査察・検証への協力を要請した。APによると、核物質はIAEAの保障措置下に置かれ、現場には監視カメラが設置された。
核物質をシリア国内に残すか国外へ移送するかについて、グロッシ事務局長はシリア政府が決める事項だと説明している。
