メルセデス・ベンツ、独都市向け運転支援を26年末開始

メルセデス、都市向け運転支援をドイツ本国で段階展開 初期2都市も明らかに

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メルセデス・ベンツは、都市部向けのポイント・ツー・ポイント型高度運転支援機能を2026年末にドイツの一部都市で始め、2027年初めにドイツ全域へ段階的に広げる計画だ。イェルク・ブルツァー最高技術責任者(CTO)が5月22日のLinkedIn投稿で示した。市街地で目的地までの移動を支援する機能で、完全無人走行ではなく、ドライバーの監視を前提とする高度な運転支援として位置付けられる。

都市交通に広げるMB.OSの運転支援

メルセデスはこの機能を、次世代車載ソフトウェア基盤「MB.OS」と結び付けて説明している。MB.OSは車の基本動作や運転支援、インフォテインメントなどを統合的に制御する中核システムで、いわば車両全体を動かす「OS」に当たる。

同社の説明では、MB.DRIVE ASSIST PROは都市内で駐車場所から目的地までの走行を支援する高度なLevel 2システムとして紹介されている。都市部では歩行者、自転車、交差点、右左折、駐停車車両などが複雑に絡むため、高速道路よりも多様な判断が求められる。今回の計画は、こうした市街地対応の機能を技術デモの段階から商用提供のスケジュールへ進めるものだ。

ブルツァー氏は、中国で提供され、米国でも導入が予定されるこの技術を、ドイツ本国市場にも広げる位置付けを示した。導入は一斉展開ではなく、まず2026年末に一部都市で始め、その後2027年初めにドイツ全域へ広げる段階的な計画となる。

高速道路向けDRIVE PILOTとは別系統

今回の都市向け機能は、メルセデスがドイツの高速道路向けに展開しているDRIVE PILOTとは別に扱う必要がある。DRIVE PILOTは高速道路上の一定条件で使う条件付き自動運転機能として案内されており、同社は最大95キロ毎時まで対応すると説明している。

一方、都市部のポイント・ツー・ポイント機能は「Level 2++」ないし「advanced Level 2」の文脈で語られている。Level 2は、車がハンドル操作や加減速を支援しても、運転の責任はドライバーに残る区分だ。つまり、車が目的地までの移動を高度に助けるとしても、ドライバーレス車とは異なる。

初期導入都市は、シュトゥットガルトとミュンヘンになると報じられている。一方、ドイツでの対象車種、利用できる道路や天候の条件、価格体系、ドライバー監視の具体要件などの詳細はなお明らかにされていない。メルセデスが本拠地ドイツで市街地の高度運転支援をどこまで実用化できるかが、今後の焦点となる。

参考・出典

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