ロシアがキューバへ燃料支援、深刻な不足緩和へ 人道的な供給準備
キューバの燃料不足が国際交通にも波及するなか、ロシアが近い将来、原油と燃料を人道支援として送る準備を進めているとの報道が2月12日に出た。供給が実現すれば、観光や物流を直撃する「燃料の目詰まり」を和らげる一手になり得る。
本ページでは「キューバ」をテーマとした記事を一覧で掲載しています。
キューバの燃料不足が国際交通にも波及するなか、ロシアが近い将来、原油と燃料を人道支援として送る準備を進めているとの報道が2月12日に出た。供給が実現すれば、観光や物流を直撃する「燃料の目詰まり」を和らげる一手になり得る。
キューバで反米抗議活動が増え、米国市民が入国を拒否される例も出ているとして、在ハバナ米国大使館が現地時間3日(日本時間4日)、在住者や渡航予定者に注意を呼びかけた。停電と燃料不足が重なり、日常生活が一気に崩れる「大規模な混乱」に備えるよう促している。
キューバと米国の関係が再び揺れている。キューバのカルロス・フェルナンデス・デ・コシオ外務副大臣は2日、両国は意思疎通を続けている一方で、正式な「対話」の場はまだないと語った。制裁と燃料不足が重なる中、交渉の入口をどう作るかが焦点になりつつある。
米国がキューバへの圧力を強める中、トランプ大統領は現地時間1月31日(日本時間2月1日)、キューバと「ディールに達する」との見通しを口にし、交渉に出るよう改めて求めた。人道危機は避けられるとの考えも示し、燃料面の締め付けを交渉カードにする姿勢が鮮明になった。
キューバへの石油供給を巡り、米国が「第三国」も巻き込む関税カードを切った。トランプ米大統領は現地時間29日(日本時間30日)、国家非常事態を宣言し、キューバに石油を販売または提供する国の「製品」に追加関税を課し得る大統領令に署名した。関税率や対象国をあえて固定せず、供給実態に応じて発動できる設計で、対キューバ圧力を一段と強める構えだ。
キューバ向け原油の輸送計画をメキシコが取り下げたとの報道を受け、シェインバウム大統領は1月27日の定例会見で「供給の判断は主権的な決定だ」と述べ、米国の圧力で停止したとの見方を否定した。だが、計画中止そのものは否定し切らず、曖昧さも残った。
キューバへの原油供給を続けるべきか、メキシコ政府が見直しの俎上に載せている。シェインバウム政権内では、供給を続ければ米国が制裁などで対抗する可能性があるとの警戒が強まっているという。対外姿勢と経済安全保障が絡む判断で、影響はエネルギー支援の枠を超えかねない。
キューバへの石油流入を断つ「海上封鎖」案が、米政権内で選択肢として俎上に載った。現地時間23日(日本時間24日)に伝えられたもので、制裁の域を超えうる強硬策だけに、実施の可否は地域の緊張と人道面の影響を左右しかねない。
米国が中南米政策の圧力を強める中、トランプ米大統領は2026年1月11日、ベネズエラからキューバへの石油と資金の供給は今後なくなるとSNSで表明し、キューバに米国との「取引」を迫った。エネルギー危機下のキューバに直撃し得る発言で、対立の前面化が鮮明になった。
メキシコのシェインバウム大統領は1月7日の定例会見で、ベネズエラ情勢の変化を受け、メキシコがキューバにとって原油の「重要な供給者」になったとの認識を示した。一方で、対キューバの供給量自体は「歴史的な水準を超えていない」として、契約と人道支援の枠内だと説明した。
ベネズエラ軍は1月5日、3日に行われた米軍の作戦で治安当局者24人が死亡したとSNSで公表した。キューバ政府も同日、ベネズエラ側の要請で派遣されていた軍や内務省の要員32人が死亡したと発表し、両国の公式発表の合計は56人となった。民間人の犠牲は含まれず、米メディアは死者が約80人に達する可能性もあると報じている。
米国がベネズエラで軍事作戦を実施した直後、トランプ米大統領は大統領専用機内で「キューバは崩壊寸前だ」と述べ、米国がベネズエラで行ったような軍事介入は不要だとの見解を示した。2026年1月4日時点で、次にキューバへ圧力が向かうのかが焦点になりつつある。
米国がベネズエラで軍事行動に踏み切ったとされる2026年1月3日、カリブ海と南米で反応が割れた。キューバのミゲル・ディアスカネル大統領はX(旧ツイッター)で米国を厳しく非難し、国際社会に対応を求めた。隣国コロンビアのグスタボ・ペトロ大統領は、民間人の安全を理由に軍事行動を退け、対話と外交を優先するよう呼びかけた。
米国がベネズエラへの圧力を一段と強めるなか、キューバ政権内の一部勢力が「マドゥロ大統領なき後の地域情勢」について米政府関係者に接触したと、関係筋2人が5日までに明らかにした。誰がどのポストから動いたのかは伏せられており、水面下の動きに過ぎないとみられる。それでも、長年マドゥロ政権の後ろ盾とみなされてきたキューバが、いま何を計算し、地域にどんな波紋を広げうるのかが新たな焦点になっている。
カリブ海北部を襲ったハリケーン「メリッサ」が各地に甚大な被害をもたらしている。現時点で確認されている範囲では、ジャマイカでのカテゴリー5上陸を経て死傷と停電が広がり、ハイチやキューバでも洪水と避難が続いている。進路は北東に転じ、バハマやバミューダへの影響が懸念されている。
キューバの空港で夜気が流れ込むハンガーの扉が開くと、警護車両が一斉に動き出した。メキシコ当局に再び身柄を預けられていた中国籍の張志東容疑者が、米国へ引き渡される瞬間である。合成麻薬フェンタニルの密輸や資金洗浄が疑われる要人の移送は、国境をまたぐ取り締まりの新段階を映す。同時に、前駆体の流通をめぐり緊張が続く国際関係の不確かさも浮かぶ。