人身被害防止へ、Highlandersが国産AI四足ロボでクマ被害防止
東京大学発スタートアップのHighlanders(東京都豊島区)は2025年12月24日、国産AI四足歩行ロボットを使ってクマによる人身被害を防ぐプロジェクト「KUMAKARA MAMORU」を始めた。危険な巡回や追い払いを、人の代わりにロボットへ渡すという提案だ。実証の成果が「山際の安全」を新しいインフラに変えられるかが焦点になる。
本ページでは「クマ被害」をテーマとした記事を一覧で掲載しています。
東京大学発スタートアップのHighlanders(東京都豊島区)は2025年12月24日、国産AI四足歩行ロボットを使ってクマによる人身被害を防ぐプロジェクト「KUMAKARA MAMORU」を始めた。危険な巡回や追い払いを、人の代わりにロボットへ渡すという提案だ。実証の成果が「山際の安全」を新しいインフラに変えられるかが焦点になる。
1年の世相を漢字1字で表す「今年の漢字」が12日、「熊」と発表された。公益財団法人・日本漢字能力検定協会が全国からの応募を集計し、京都市東山区の清水寺で森清範貫主が大書して示したものだ。各地で相次いだクマ被害やパンダ返還のニュースが重なった今年、その一文字は、自然との距離が急速に縮まった日本社会の不安をどう映し出しているのか。
2025年12月10日朝、秋田県大館市比内町大葛の養鶏農家で、比内地鶏約300羽が死んでいるのが見つかった。鶏舎の周囲にクマの足跡があり、市は侵入したクマに襲われた可能性が高いとみて、同日、付近に箱わなを設置し警戒を呼びかけた。
全国でクマによる被害が止まらない。環境省のまとめでは、2025年度4〜11月にクマに襲われた人は全国で230人、出没件数は3万6814件に達し、いずれも統計開始以来最多となった。同じ山間の集落だけでなく、都市近郊の住宅地や通学路にも注意喚起の張り紙が増えるなか、「このリスクを誰がどう減らしていくのか」が問われている。
東北各地で続くクマ被害が、いま飼い犬にも及んでいる。今季だけで10匹超の犬がクマに襲われた疑いがあり、複数の県警がこうした事案を把握している。人里近くに定着したクマの一部が、庭先などでつながれた犬を獲物として学習している可能性があると専門家はみており、屋内での飼育への転換を強く呼びかける。静かな集落の庭先で起きる襲撃を前に、飼い主はどう愛犬を守ればよいのか。
秋田で相次ぐクマ被害に、自衛隊の支援要請が現実味を帯びてきた。鈴木健太知事は26日にSNSで緊急要望の方針を示し、28日に防衛省で小泉進次郎防衛相と面会。大臣は「できるところから迅速に」と述べ、後方支援の具体化に踏み出す姿勢を明確にした。揺れる日常に、国の力が届き始めている。
柿の実が色づく庭先で、静かな朝が一変した。2025年10月26日、富山と秋田で高齢の女性2人がクマに襲われ、けがを負った。暮らしの場に近い場所で相次いだことが重い。富山県は同日、出没警報を発令し緊急会議の開催を決めた。秋田では一部報道で知事が自衛隊派遣の要望を示唆したとの情報もある。季節の家仕事が危険に変わる秋、本当に守るべきものは何かが問われている。
秋田県でクマによる人身被害が止まらない。26日、鈴木健太知事が防衛省に自衛隊派遣の検討を要望する考えを示した。県と市町村だけでは支え切れない現場が広がり、法制度の壁と住民の安全をどう両立するかが問われている。緊張が続く秋の暮らしの中で、現場の声と数字が重なりはじめたと映る。
紅葉が色づき始めた川沿いの湯宿に、静かな緊張が走った。2025年10月16日 11:15ごろ、岩手県北上市和賀町の瀬美温泉で、露天風呂を清掃していた60歳の男性従業員が行方不明となり、付近に血痕が見つかった。警察はクマによる被害の可能性が高いとみて捜索を続け、温泉は正午ごろから営業を停止した。北上周辺で続くクマ問題が、観光地の安全と暮らしの距離を改めて問い直している。
秋田の里にクマの気配が濃くなっている。秋の実りを前に、人里での遭遇が連鎖し、住民の行動は細かく揺れている。秋田県警のまとめでは3日現在、今年は22件で23人が被害を受け、1人が死亡とされる。鹿角市と大館市では、襲撃を生き延びた男性2人が体験を語り、日常のすぐそばにある危うさを突きつけた。季節の匂いと緊張が交錯している。