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米北方軍は、傘下で米税関・国境警備局(CBP)を支援する南部国境合同任務部隊(JTF-SB)が2026年8月25日夜から26日未明にかけ、陸軍の高エネルギーレーザー「AMP-HEL」で敵対的なドローン3機と交戦し、撃破したと発表した。時刻基準は明示していない。南部国境でカルテル関連ドローンを同システムで撃破した初の事例という。
要員らへの物理的脅威と判断
米北方軍によると、3機は米軍関係者とCBPのパートナーに物理的脅威を与える活動を直接支援していたため、敵対的と判断された。WIREDは、作戦地点をテキサス州リオグランデ渓谷付近と報じている。公式発表は正確な地点や各機の飛行経路、発射地点、運用主体を明らかにしていない。
同軍は、カルテル網が不法な人身密輸の支援や、軍・法執行機関の要員を監視する目的でドローンを使う傾向が強まっていると説明した。JTF-SBには約8000人の軍人が展開している。
20キロワット級試作機から量産段階へ
AMP-HELは、ドローンなどの空中脅威への対処を想定した陸軍の高エネルギーレーザーシステムだ。AeroVironmentは2025年8月31日付の発表で、20キロワット級LOCUSTをInfantry Squad Vehicleに統合したAMP-HEL試作機2基を陸軍へ納入したと説明している。
今回使われたAMP-HELの具体的な構成やレーザーの照射距離、照射時間は公表されていない。
その後、米陸軍は9月2日、Enduring-High Energy Laser(E-HEL)の生産契約をAeroVironmentに授与したと発表した。陸軍による高エネルギーレーザー兵器の初の生産契約で、同社はLOCUST X3を今後数年で数十基納入するとしている。
