州兵派遣巡る司法判断続く中 トランプ氏が引き揚げ表明
トランプ米大統領は2025年12月31日、SNSへの投稿で、シカゴ、ロサンゼルス、ポートランドの3都市から州兵を引き揚げる考えを示した。治安が大きく改善したと成果を強調する一方、派遣をめぐっては各地で違法性が争われ、司法判断が相次いでいた。州兵の扱いを、連邦の治安政策と州の統制権が引っ張り合う形になっている。
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トランプ米大統領は2025年12月31日、SNSへの投稿で、シカゴ、ロサンゼルス、ポートランドの3都市から州兵を引き揚げる考えを示した。治安が大きく改善したと成果を強調する一方、派遣をめぐっては各地で違法性が争われ、司法判断が相次いでいた。州兵の扱いを、連邦の治安政策と州の統制権が引っ張り合う形になっている。
夜のシカゴで、連邦庁舎前の群衆がひときわ大きな歓声を上げた。2025年10月10日、同市の連邦地裁がトランプ政権によるシカゴ地域への州兵派遣を2週間差し止めたためだ。移民取り締まりの強化を掲げた動員はいったん立ち止まり、連邦権限と州の自律という古くて新しい線引きが再び問われている。
連邦施設の前に警備の制服が増え、緊張が滲むシカゴで、政治の火花がはじけた。2025年10月8日、トランプ米大統領がイリノイ州のプリツカー知事とシカゴのジョンソン市長を「収監すべきだ」とSNSで主張。移民取り締まり強化と州兵展開をめぐる攻防が一段と先鋭化した。
ミシガン湖からの風が肌寒く感じられた2025年10月4日、シカゴの移民関連施設の周辺に緊張が走った。同日、ドナルド・トランプ大統領が同市での無法状態を理由に、州兵300人の派遣を承認したと報じられたためだ。その数時間前には、連邦の移民当局の作戦中に女性が撃たれたとの情報が広がり、現場の空気はさらに張りつめた。治安と統治の境界線が、街の暮らしに重くのしかかっている。