ACLED、ミャンマー国軍の民間人攻撃激化を分析 上半期の集団殺害で450人超が死亡
紛争監視団体ACLEDは2026年7月27日、3月のミャンマー国軍の指揮系統再編後、民間人への弾圧と空爆が深刻化したとの分析を公表した。5月の民間人を対象とした直接攻撃は、2024年2月以降で最高水準だったとしている。
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紛争監視団体ACLEDは2026年7月27日、3月のミャンマー国軍の指揮系統再編後、民間人への弾圧と空爆が深刻化したとの分析を公表した。5月の民間人を対象とした直接攻撃は、2024年2月以降で最高水準だったとしている。
ミャンマー西部ラカイン州で3月8日、国軍がアラカン軍(AA)の管理下にある捕虜収容施設を空爆し、AAは11日に116人が死亡したと発表した。AAは、捕虜を狙った空爆としては過去最大の犠牲者数だとしている。国軍とAAの主戦場となってきたラカインでは、地上での劣勢を補うように空からの攻撃が続いており、捕虜保護のあり方にも深刻な疑問を投げかけた。
ミャンマー国軍統制下の選挙管理委員会は1月29日夜、国軍主導の総選挙の開票結果が出そろったと発表した。国軍系政党の連邦団結発展党(USDP)が上下両院で339議席を獲得し、憲法上の軍人枠を含めると国軍系が約86%を占める見通しで、4月にも国軍に近い新政権が発足するとみられる。
軍政下のミャンマーで、2021年2月のクーデター後に初めて実施された総選挙が、現地時間25日(日本時間同日)の最終投票で一連の日程を終えた。国軍系勢力が集計途中の段階で過半数に到達しており、結果確定を待たずに「民政復帰」を装う枠組みになるのかが焦点だ。
ミャンマー西部ラカイン州ムラウーの公立病院が10日夜、国軍機の空爆を受け、多数の市民が犠牲になった。現地の支援団体や反軍勢力の発表、Channel NewsAsiaなどの報道を総合すると、患者や付き添いを含む少なくとも30人以上が死亡し、負傷者は70人前後にのぼるとみられる。治療を求めて集まった人びとを直撃した爆撃は、地域の暮らしと医療への信頼を根底から揺さぶっている。