霞が関に漂う緊張感 片山財務相、日銀との距離を測る静かな応答
霞が関の廊下に報道陣が集まったのは10月24日。片山さつき財務相は、政府が掲げる「積極財政」と日銀の運営がすれ違うのではないかと問われ、「今コメントしなければならない状況にはない」と静かに応じた。政権が掲げる「責任ある積極財政」をどう予算に落とし込み、日銀の判断と調律していくのか。2026年度編成の地図がにわかに問われている。
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霞が関の廊下に報道陣が集まったのは10月24日。片山さつき財務相は、政府が掲げる「積極財政」と日銀の運営がすれ違うのではないかと問われ、「今コメントしなければならない状況にはない」と静かに応じた。政権が掲げる「責任ある積極財政」をどう予算に落とし込み、日銀の判断と調律していくのか。2026年度編成の地図がにわかに問われている。
マイクに視線が集まり、記者席の手が一斉に上がった。2025年10月22日午後、片山さつき財務相が近く取りまとめる経済対策について「目的を達するに十分な規模」が必要との認識を示した。物価高と実質所得の伸び悩みが続く中、対策の厚みは家計と企業の息づかいを左右する。規模論を急がず、しかし約束は果たすという姿勢がにじんだ瞬間である。