海上作戦に続く次段階 米大統領が麻薬カルテルへの地上攻撃を示唆
ドナルド・トランプ米大統領は2026年1月8日夜、FOXニュースの番組で、麻薬組織(カルテル)に対する地上攻撃を「これから開始する」と述べた。米軍が東太平洋やカリブ海で繰り返してきた「麻薬運搬船」への攻撃に続く動きだが、作戦の範囲や手順などの詳細は示さなかった。
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ドナルド・トランプ米大統領は2026年1月8日夜、FOXニュースの番組で、麻薬組織(カルテル)に対する地上攻撃を「これから開始する」と述べた。米軍が東太平洋やカリブ海で繰り返してきた「麻薬運搬船」への攻撃に続く動きだが、作戦の範囲や手順などの詳細は示さなかった。
米国防総省のペット・ヘグセス長官が、ベネズエラ発とされる麻薬運搬船への9月の空爆をどう見ていたのかを巡り、説明の食い違いが広がっている。12月2日、長官は最初の攻撃映像だけを確認したと述べ、生存者や続く2度目の攻撃は把握していなかったと主張した。一方で、ワシントン・ポスト紙が報じた「生存者への追撃」疑惑は、違法な殺害ではないかとの議論を呼んでいる。
英国が米国への海上情報の送信を止めた。疑わしい船舶の位置や動向を伝える実務を、静かに外したのだ。背景には、米軍が9月以降にカリブ海などで実施している「麻薬運搬船」への致死的攻撃が国際法に反するとの見立てがある。最も近い同盟国同士の情報の流れが変わるのは、めったにない。中南米周辺の海で、取り締まりの型が「拿捕」から「破壊」へと傾いたことの重みが、同盟の現場に直接の影を落としている。
桟橋に艦影が並ぶノーフォーク海軍基地で、トランプ米大統領が違法薬物対策の「次の一手」を告げた。2025年10月6日、海上で「麻薬運搬船」を標的にしてきた作戦の成果を誇示し、今後は陸路の遮断に軸足を移す考えを強調した。9月以降に相次いだ攻撃映像の公開と死者数の公表で作戦は可視化され、米政権の対ベネズエラ姿勢も一段と強まっている。海から陸へ――対策の重心が動きつつあると映る。