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ロイターや英紙Guardianなどの報道によると、英政府は15日、16歳未満の子どもを対象にしたSNS利用規制を公表する見通しだ。主要または高リスクとされるSNSの利用禁止に加え、無限スクロールや動画の自動再生など、利用を長引かせる機能の制限が盛り込まれる可能性がある。春から続いてきた全国協議は、注意喚起から具体策の提示へ移る局面に入った。
利用時間から「設計」規制へ広がる焦点
英政府は3月2日、子どものオンライン体験を巡る全国協議「Growing up in the online world」を始めた。協議は5月26日に締め切られ、政府は6月4日、回答総数が116,211件に上ったと公表した。8日には、5~16歳向けのスクリーン利用指針を示す方針とともに、SNS利用を巡る対応方針をできるだけ早く示す考えを明らかにしていた。
政府が検討対象に掲げてきたのは、SNSの最低利用年齢、全面禁止、アプリごとの利用時間上限、夜間の利用制限、依存性の高い設計への規制などだ。依存性の高い機能の例には、画面を下に送るだけで投稿が次々に表示される無限スクロール、動画の自動再生、プッシュ通知が挙げられている。
今回の規制像は、子どもにSNSを「使わせるかどうか」だけを問うものではない。サービス側が子どもの注意を引き続ける仕組みや、見知らぬ相手との接触を招く機能まで含めて、オンライン空間の設計そのものを見直す方向に広がっている。
残る対象範囲と実効性の設計
検討されている追加論点には、消えるメッセージ、見知らぬ大人との会話、ライブ配信といった機能の制限がある。SNS以外のゲーム系サービスやメッセージ機能に制限が及ぶ可能性も焦点となる。
最終的にどのサービスを対象にするのか、「高リスク」や「依存性が高い」といった基準をどう定めるのかは、正式公表で明らかになる。年齢確認の方法、違反時の制裁、施行時期、法形式も残る論点だ。15日の方針提示では、協議段階で示された選択肢がどこまで具体的な制度案として示されるかが問われる。
参考・出典
- Britain expected to set out under 16s social media restrictions | MarketScreener
- UK to ban under-16s from ‘high risk’ social media apps | The Guardian
- Growing up in the online world: a national consultation – GOV.UK
- Growing up in the online world: a national conversation – GOV.UK
- New guidance on screen use for children aged 5–16 – GOV.UK
