福島県郡山市の磐越道バス事故、封筒3万3000円の趣旨を調査

北越高校バス事故、3万3000円入り封筒を営業担当者が用意か

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読売新聞などの報道によると、福島県郡山市の磐越自動車道で起きた北越高校男子ソフトテニス部の遠征バス事故をめぐり、現場で見つかった現金3万3000円入りの封筒について、蒲原鉄道の営業担当者が自分で用意したと説明しているという。封筒の存在は学校側が5月10日の記者会見で公表しており、県警が無許可の有償送迎に当たる「白バス」行為の該当性を調べる中で、金銭の趣旨を確認する材料の一つとなっている。

現場に残された3万3000円入り封筒

事故は5月6日朝、北越高校の生徒らを乗せたマイクロバスが磐越自動車道を走行中に発生し、生徒1人が死亡した。遠征中の部活動をめぐる重大事故であり、捜査は運転や車両の状況だけでなく、そもそもどのような形でバス運行が手配されたのかにも広がっている。

北越高校は5月10日の記者会見で、事故現場から回収された荷物の中に現金3万3000円入りの封筒があったと明らかにした。封筒には「手当」「高速」「ガソリン」などの記載があったとされる。金額の内訳や、運転への報酬なのか、高速代や燃料代などの実費に当たるのかは現時点で確定していない。

学校側は、蒲原鉄道に「貸し切りバスの運行」を依頼した認識だと説明し、レンタカー手配を頼んだわけではないとしている。一方で、契約形態や運転手への金銭支払いをめぐる説明には食い違いがあり、封筒を誰が用意し、誰に渡す前提だったのかが、金銭授受の実態を判断するうえで重要な点になっている。

「白バス」該当性の捜査

県警は学校側や会社側への捜査を進め、今回の送迎が道路運送法上の「白バス」行為に当たるかを調べている。一般に白バス行為は、必要な許可や登録を受けず、自家用車両などで運送サービスの対価を得て人を運ぶ行為を指す。一方で、燃料代や道路通行料などの実費にとどまる場合は扱いが異なり得るため、単なる交通事故の原因究明とは別に、運行の契約実態と金銭の性質が法的な争点になっている。

確認点は、3万3000円が運転手への報酬だったのか、高速代や燃料代などの実費だったのか、また今回の事故当日の運行に対応する支払いだったのかという点だ。封筒の存在だけで違法運行が裏付けられるわけではなく、金銭の性質、支払いの前提、学校側と会社側の手配の流れを県警がどう認定するかが今後の判断を左右する。

北越高校は5月14日付の文書で謝罪し、捜査に全面的に協力して原因究明に努めると表明した。今後は、事故原因の解明とともに、学校側が認識していた「貸し切りバス依頼」と実際の手配内容との関係、金銭授受の法的評価が捜査の焦点となる。

参考・出典

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