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米議会予算局(CBO)は2026年8月5日(現地時間)、米海軍が計画するトランプ級原子力戦艦について、2028~2056年に15隻を建造する費用を2026年ドルで総額約2750億ドルと試算した。
初期の幅広い概算から15隻の総額試算へ
CBOは1月15日、艦の排水量や比較対象によって費用が変わる初期試算を示し、2030年に発注する場合、先行艦は151億~216億ドル、後続艦は平均100億~150億ドルになる可能性があるとしていた。いずれも2025年ドルで、当時は設計や推進方式などが固まっていなかった。
8月の報告書は、海軍の最新計画に基づき、先行艦を2028年に発注し、満載排水量3万5000トンの原子力艦とする前提で試算した。先行艦は234億ドル、後続14隻は平均180億ドルで、15隻の合計は約2750億ドルとなる。CBOは、設計や建造計画の不確実性により、実際の費用が上下する可能性が高いとした。
海軍計画は2028会計年度に先行艦を発注
米海軍が2026年5月に公表した2027会計年度の造船計画は、新型戦艦の艦種記号をBBGN(原子力推進誘導ミサイル戦艦)とし、2028会計年度から2056会計年度までに15隻を調達する構想を盛り込んだ。
約2750億ドルは艦の建造に関する試算で、運用・維持費を含む総ライフサイクル費ではない。CBOは、原子力推進で燃料費を抑えられる可能性を示す一方、節減額を見積もる情報は不足していると説明した。
計画に15隻が盛り込まれていても、全艦の予算措置や建造契約が確定したわけではない。CBOは、設計が初期段階にあり、2028年の建造開始は難しい可能性も指摘している。
