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米海軍は2026年5月11日付の30年造船計画で、トランプ級戦艦に当たる「Battleship(BBGN)」を原子力推進艦として位置付けた。2025年12月22日の構想公表時点では推進方式は明示されず、同月末の米議会調査局(CRS)資料では通常動力案として整理されていたため、今回の計画は推進方式を巡る大きな転換を示す。
3万〜4万トン級の原子力戦艦構想
米海軍は2025年12月22日、トランプ級を3万〜4万トン級の大型水上戦闘艦として公表した。1番艦は「USS Defiant」とされ、当時は設計段階にあり、建造開始の目標は2030年代前半、最終的な同級の隻数は20〜25隻規模と説明されていた。
この構想は「Golden Fleet」の一部として打ち出され、2025年12月の発表では従来のDDG(X)計画を置き換え、その能力を取り込むものとして説明された。一方、2026年5月の30年造船計画は、Battleshipを艦隊のハイエンド戦力に位置付け、長射程・大容量の攻撃火力と前方指揮統制を担う艦であり、既存駆逐艦の単純な代替ではないとも説明している。
米海軍の説明では、トランプ級はConventional Prompt Strikeと呼ばれる極超音速兵器や、Surface Launch Cruise Missile-Nuclearの運用能力を備える大型艦として想定されている。2026年5月の30年造船計画も、極超音速兵器に対応する将来型発射システム、高出力レーザー、電子戦、戦域核兵器の運用能力などを利点として挙げる。第二次大戦後に新造される初の戦艦構想として扱われている点も、現用の巡洋艦や駆逐艦とは異なる位置付けを示している。
通常動力案から原子力推進へ転換
推進方式を巡っては、米海軍の2025年12月22日の公表文は明示していなかった。原子力推進か通常動力かは、燃料補給、建造費、運用体制、寄港先の制約に直結する中核仕様であり、単なる装備の追加とは重みが異なる。
米議会調査局(CRS)が2025年12月30日付でまとめた資料「Navy Guided Missile Battleship (BBG[X]) Program」は、BBG(X)をトランプ政権が提案した新型誘導ミサイル戦艦計画と整理し、1番艦をDefiant、級名をDefiant classまたはTrump classと記している。同資料はBBG(X)について「通常動力」と説明しており、少なくとも2025年末時点の議会資料上は原子力推進ではなく通常動力案として扱われていた。
これに対し、2026年5月11日付の30年造船計画は、BattleshipをBBGNとして扱い、原子力推進による長い航続力、高速性能、先進兵器に必要な電力余裕を説明している。このため、公式計画上はトランプ級戦艦の原子力推進化が示されたと整理できる。ただし、原子炉形式、詳細設計、建造契約、就役時の最終仕様は別問題であり、今後の予算審議や設計作業で変更される余地は残る。
