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NTT、NTT-ME、NTT e-Drone Technologyは14日、無線区間で発生する遅延揺らぎを低減し、映像品質を安定化する技術を遠隔ドローン操縦で実証したと発表した。約60km離れた拠点間に遠隔操縦環境を構築し、高負荷な映像伝送条件で、本技術を適用しない場合に伝送時間全体の12%で生じていた映像の乱れを、適用後は5%に低減した。通信がつながるかどうかに加え、操縦に支障のない滑らかな映像を保てるかを示した点が焦点となる。
映像フレームの揺らぎを光側で補正
遠隔ドローン操縦では、操作信号や映像が途切れないことだけでは十分ではない。カメラ映像のフレームが一定の間隔で届かず、早くなったり遅くなったりすると、操縦者が機体の位置や障害物との距離をつかみにくくなる。こうした遅延のばらつきは「ジッタ」と呼ばれ、精密な遠隔操作では低遅延と同じく重要な課題である。
今回の技術は、無線区間のトラフィック情報を踏まえ、光ネットワーク装置側で映像フレームの間隔を補正する。無線基地局だけでは抑えにくい無線区間の遅延揺らぎを、無線と光のネットワークを連携させてならす構図だ。要するに、混雑などで乱れた映像の到着リズムを、後段の光ネットワーク側で整え、操縦者に届く映像を安定させる。
操縦面でも、目視操作で平均35秒を要する移動を、遠隔操作では操縦を中断することなく平均32秒で完了した。これは遠隔操作が目視操作を上回ったという意味ではなく、実証条件の下で同程度の操作が可能な映像品質を確保できたことを示す結果である。
遠隔オペレーション拡大への布石
NTTはこれまでも、無線利用状況に応じて光ネットワークをリアルタイム制御する光無線連携制御の実証を進めてきた。2026年4月には、IOWN APNやローカル5Gなどを使った複数重機の遠隔操作・自動制御の実証成功も公表している。今回のドローン実証は、重機やロボットを含む遠隔オペレーションの流れを、空中移動体の映像伝送に広げた事例と位置付けられる。
ドローンの遠隔操縦は、インフラ点検、災害対応、危険区域の確認などで省人化や安全性向上につながる可能性がある。現場に人が近づかずに作業できれば、橋梁や送電設備、被災地などでの点検負担を減らせる。一方で、実運用では映像の乱れが操縦判断に直結するため、通信品質の安定化は導入の前提条件となる。
3社は今後、ドローンに限らず、無人航空機やロボットの操縦などへの適用拡大をめざし、同技術の実用化を進める。現時点では、具体的な実用化時期や提供形態、ローカル5G以外の無線方式での検証結果、映像解像度やビットレートなどの詳しい評価条件は明らかにしていない。今後は、異なる現場条件でも同様に映像品質を安定させられるかが確認点となる。
参考・出典
- 無線区間の遅延揺らぎを低減し、映像品質を安定化する技術を遠隔ドローン操縦で実証~リアルタイムな遠隔点検を実現し、安全性向上と省人化に貢献~ | ニュースリリース | NTT
- 効率的なIOWNオールフォトニクス・ネットワーク利用に向けた光と無線のリアルタイム連携制御を実証~工場のDXを支える無線利用状況に応じた光ネットワークの提供を推進~ | ニュースリリース | NTT
- NTTグループと大成建設、IOWN APNとローカル5Gおよび60GHz帯無線LANを活用して複数重機を遠隔操作・自動制御する実証に成功~同一の操作卓から異なるメーカーの重機制御により生産性向上が実現可能に~ | ニュースリリース | NTT
- サービスの持続的かつ安定的な提供を可能とする低遅延FDN技術 | NTT技術ジャーナル
- ドローン実証&技術開発| 株式会社NTT e-Drone Technology
