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イスラエルのネタニヤフ首相とカッツ国防相は現地時間28日、レバノン南部マジダルズーンでヒズボラが使用していた地下施設をイスラエル軍が破壊したと共同声明で発表した。標的は全長200メートル超のトンネルで、作戦前に米国政府とレバノン駐在の米代表に事前通知していたことも明らかにした。
地下25メートル超に延びる軍事インフラ
イスラエル側は、破壊した施設について、深さ25メートル超に掘られ、内部に数百点の武器と複数の発射用シャフトがあったと説明している。地表からビル数階分に相当する深さに設けられたトンネルで、イスラエル側は民間居住地の地下に埋め込まれたヒズボラの軍事インフラと位置付けている。
イスラエル軍は現地時間21日にも、同じマジダルズーン地域の地下トンネルを発見したと公表していた。その際、トンネルは全長200メートル超、深さ25メートル超で、4本の発射用シャフト、12室、爆発物、対戦車ミサイル、無人機を含んでいたと説明していた。現場はイスラエル国境から約10キロの地点とされる。
「発見」から「破壊」への移行
21日に存在が公表された地下施設は、現地時間28日の共同声明で破壊の実施が明らかになった。軍による発見公表に続き、首相と国防相がそろって作戦成果を示したことで、イスラエル側は南レバノンでの軍事インフラ破壊を政治レベルでも強調した形だ。
爆破の可視的な兆候については、AFPの記者がレバノン南部ティールからマジダルズーン近くで煙が上がるのを確認した。ヒズボラは29日未明までに、同日のイスラエル側の攻撃を停戦違反だと非難し、自衛の権利を留保すると表明した。一方、トンネル破壊による周辺被害や死傷者の有無、破壊範囲の最終評価、レバノン政府やUNIFILの詳細な反応は明らかにされていない。
