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北朝鮮国営メディアが伝えたところでは、金正恩総書記は現地時間23日、西部の南浦で開かれた5000トン級新型多目的駆逐艦「崔賢(チェヒョン)」の就役式典で、今後5年間にわたり同艦と同規模、またはそれ以上の水上艦を毎年2隻建造すべきだと表明した。「崔賢」は式典後、朝鮮人民軍海軍に正式就役し、西海岸防衛を担う艦艇に位置づけられた。
南浦で就役した5000トン級駆逐艦
「崔賢」は、北朝鮮が近年進める海軍戦力増強を象徴する大型艦だ。金総書記は式典で、海軍の核武装計画が予定通り進んでいるとの趣旨を述べた。北朝鮮側は同艦について、対空・対艦兵器に加え、核搭載可能とされる弾道・巡航ミサイルを運用し得る艦と位置づけてきた。
金総書記は3月3日から4日にかけても「崔賢」を視察し、性能確認や試験発射に立ち会った。その際にも、新たな5カ年計画期間に同規模、または上位級の水上艦を毎年2隻建造する方針を示しており、今回の就役式典で同じ方向性を改めて打ち出した形だ。
単艦配備から継続建艦構想へ
金総書記は式典で、同級艦「姜健」も近く就役するとの見通しに言及した。北朝鮮は「崔賢」級とは別に、より大型の1万トン級戦略水上艦の建造計画も進めていると伝えられている。
焦点は、北朝鮮の海軍近代化が1隻の新型艦の配備にとどまらず、複数年にわたる水上艦の増産構想として示された点にある。ただ、「毎年2隻」は建造目標であり、実際の建造ペースや搭載兵器の運用状況、実戦的な能力は外部から確認しにくい。
