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AP通信や聯合ニュースなどによると、北朝鮮メディアは2026年4月14日、金正恩朝鮮労働党総書記が12日に5千トン級駆逐艦「崔賢」から発射された戦略巡航ミサイル2発と対艦ミサイル3発を視察したと報じた。北朝鮮は今回を艦の「運用効率試験」と位置づけ、金氏は核抑止力の強化と海軍の作戦能力向上を重ねて強調したという。
「崔賢」からミサイル5発を発射
公表は14日だったが、発射が行われたのは12日とされる。北朝鮮側は戦略巡航ミサイル2発と対艦ミサイル3発を発射したとしており、新型駆逐艦に複数の兵器を組み合わせて運用する能力を改めて打ち出した。
「崔賢」を使った発射公表は今回が初めてではない。北朝鮮は3月4日と10日にも同艦から戦略巡航ミサイルを発射したとしており、今回は対艦ミサイルも加わった。朝鮮中央通信によれば、発射されたミサイルは黄海上空の軌道を飛行し、目標に正確に命中したという。3月に続いて4月も試験を重ねたことで、新型艦の運用試験が継続していることが改めて示された。
駆逐艦の増勢計画を前面に
「崔賢」は2025年4月に初めて公表された新型の5千トン級駆逐艦で、北朝鮮が進める海軍近代化の象徴的な装備とされてきた。地上配備のミサイル戦力に加え、海上からの打撃能力を拡充する流れの中で、その役割を大きく見せようとしている。
北朝鮮は2025年6月、2026年以降の新たな5カ年計画で、同級またはそれ以上の駆逐艦を毎年2隻ずつ建造・就役させる方針も示している。今回の発射公表は、単発の兵器試験というより、新型艦を軸にした海軍戦力の拡張計画の一部として位置づけられる。
3月から4月にかけて同艦の発射試験を繰り返し公表したことで、北朝鮮は「崔賢」を海軍近代化の象徴にとどめず、実際の打撃力の担い手として前面に押し出している。駆逐艦の増勢計画と合わせ、海上戦力の拡張を核抑止力の強化と結び付けて発信する姿勢がいっそう鮮明になった。
参考・出典
- North Korean leader supervises missile tests from his naval destroyer
- N. Korea says test-fired cruise, anti-warship missiles from destroyer Sunday | Yonhap News Agency
- North Korea tests cruise and anti-ship missiles from naval destroyer – CNA
- Destroyer Choe Hyon conducts test-fire of strategic cruise missiles | KCNA Watch
- North Korea says repaired destroyer has launched, a claim met with outside skepticism
- North Korea to build two destroyers per year, equip Navy with nuke weapons — Kim Jong-un – World – TASS
