ロシアのプーチン大統領、燃料供給会議で不足と行列認める

給油所に行列、必要なガソリンも不足 ロシアが作業部会で国内供給確保を急ぐ

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ロイターなどによると、ロシアのプーチン大統領は現地時間6月28日、モスクワで開いた燃料供給・流通会議で、運転手や企業への支障、ガソリンスタンドの行列、一部で必要な種類のガソリンが手に入りにくい状況を認めた。供給確保へ作業部会が昼夜を問わず対応しているとも述べた。

価格問題から供給支障へ

プーチン氏の発言は、ロシアの燃料問題が価格上昇だけでなく、店頭で必要な燃料を手に入れにくい供給面の混乱として表面化していることを示す。燃料は物流や農業、企業活動を支える基礎インフラであり、末端の不足は日常生活だけでなく、生産活動にも波及しやすい。

ロシア政府は6月8日、ノバク副首相が燃料市場に関する会議で、消費者への石油製品の安定供給に向け、利用可能なあらゆる手段を使うよう指示したと発表していた。この会議では、ガソリンと軽油の価格動向、地域での燃料の入手状況、物流上の課題が議題となった。

ノバク氏は5月26日にも、エネルギー省、反独占当局、財務省、業界各社が参加する国内燃料市場の会議を開き、需要と供給のバランスや安定供給策を協議していた。政府内では少なくとも5月下旬から、燃料市場の安定維持が継続的な対応案件になっていたことになる。

「安定」説明からの転換

5月21日時点で、ロシア・エネルギー省は国内の自動車燃料市場は安定しており、地域供給の混乱は確認されていないとしていた。そこから約1カ月後に、プーチン氏自身がガソリンスタンドの行列と企業活動への支障に言及したことは、当局説明より踏み込んで現場の混乱を認めた動きといえる。

供給逼迫の背景については、ウクライナの無人機攻撃による石油関連施設への圧力と結び付ける報道があり、プーチン氏自身も攻撃による影響を最小限に抑える必要があると述べた。ロシア側はガソリンと航空燃料の輸出を一時的に全面禁止し、ディーゼル燃料の全面輸出禁止も検討している。報道では、ロシア占領下のクリミアやシベリアの一部地域などで不足や販売制限が伝えられており、今後は増産、物流改善、価格抑制策の実効性を確認する必要がある。

参考・出典

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