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アリババは2026年4月24日、北京モーターショーの開幕日に、BYD、Geely、Li Auto、SAIC Volkswagenなど複数メーカーが同社のAIモデル「Qwen」をインテリジェント車両システムに統合すると公表した。焦点は車内の音声操作の高度化にとどまらない。ホテル予約やチケット購入、フードデリバリー、荷物追跡、決済までを車内UIから実行する「agentic AI」の車載展開が、複数OEMと合弁ブランドにまたがる動きとして表面化した。
複数メーカーに広がるQwen統合
アリババが統合先として挙げたのは、BYD、Geely、Li Auto、Changan Automobile、Dongfeng Motor、BAIC、Great Wall Motor、SAIC Volkswagen、SAIC IM Motors。今後、一部モデルではQwen搭載AIサービスを通じ、車内からホテル予約、観光チケット購入、フードデリバリー注文、荷物追跡などを利用できるようになる。
中核にあるのは、車両側とクラウド側の処理を役割分担する「edge + cloud」構成だ。車両のエッジ側ではQwen-Omniマルチモーダルモデルが周囲環境の認識・解釈を担い、弱い通信環境や断続的な接続下でも瞬時の応答性を確保する。一方でクラウド側ではQwenのagentic AIが自然言語コマンドの理解、意図の分解、複数ステップのタスク計画、シナリオ別エージェントの実行を担い、アリババグループのサービス連携を通じて買い物、ナビゲーション、決済までつなげる。
アリババは同日、Qwen-OmniをNVIDIA DRIVE AGX Thor上で動かす適用も進めていると説明した。Qwen-OmniとNVIDIA DRIVE AGX platformを基盤に、車内AIをより自然でシームレスな人車対話に近づける狙いだ。同社は4月13日にも、FAW Hongqiの「Lingxi Cockpit」がQwenのagentic AI機能を統合し、Hongqi HS6 PHEVで展開すると公表しており、今回の複数社発表はその延長線上にある。
BMW中国向けアシスタントへの採用
同じ4月24日には、BMW Group Chinaとアリババも、北京国際自動車展でQwenを基盤とする新しいBMW Intelligent Personal Assistantを披露した。BanmaのYan AIを統合した中国市場向けの車載アシスタントで、new BMW iX3 Long Wheel Baseを初搭載車とし、その後new BMW 7 seriesにも展開する。
BMWの新アシスタントには、Travel Companion、Car Genius、General Knowledgeの3つのAI agentが導入される。旅行関連の支援、車両知識への応答、一般情報の提供を分担する構成で、Qwenの用途が単なる音声認識から、車内での情報取得や行動支援へ広がっていることを示す具体例となる。
一方、BYDやGeely、Li Auto、SAIC Volkswagenなどについては、各社ごとの具体的な搭載車種、量産開始時期、価格帯、地域展開は詳細に明かされていないものの、今後それぞれの一部モデルで順次提供が開始される見通しだ。今回明確になったのは、Qwenが単独メーカーの実験的な導入にとどまらず、中国市場の複数ブランドとBMWの中国向け車載体験に入り込む段階へ進んだことだ。
