フランス裁判所がサルコジ元仏大統領を仮釈放、国外出国禁止で控訴審へ
画面越しに語った言葉は短かった。「非常に厳しい」。収監中のサルコジ元仏大統領がビデオリンクで臨んだ審理の当日、パリの裁判所は控訴審までの仮釈放を認めた。検察も釈放を勧告し、逃亡の恐れはないと判断。国外出国や法務当局者との接触を禁じるなどの条件つきで、次の審理へ向けた時間が動き出した。
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画面越しに語った言葉は短かった。「非常に厳しい」。収監中のサルコジ元仏大統領がビデオリンクで臨んだ審理の当日、パリの裁判所は控訴審までの仮釈放を認めた。検察も釈放を勧告し、逃亡の恐れはないと判断。国外出国や法務当局者との接触を禁じるなどの条件つきで、次の審理へ向けた時間が動き出した。
パリの薄曇りの朝、支持者の「ニコラ!」という声が路地に響いた。2025年10月21日、サルコジ元大統領(70)がパリ14区のサンテ刑務所に入った。2007年大統領選でのリビア資金を巡る有罪認定で禁錮5年。控訴中でも直ちに収監するとの9月の判断が動いた。戦後フランスで元首の実刑収監は極めて異例で、司法の独立と政治の距離感という古くて新しい問いが浮かぶ。
フランスのパリ裁判所は2025年9月25日、2007年大統領選をめぐる資金疑惑でニコラ・サルコジ元大統領に有罪判決を言い渡した。判決は、側近らを通じてリビア当局に資金獲得を働きかけた「犯罪的共謀」を認定し、禁錮5年の実刑とした。一方で、違法な選挙資金受領や汚職については無罪とし、長年の攻防に一区切りがついた格好である。