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米ニューヨーク市警は2日夕(米東部時間、日本時間3日朝)、国連本部近くで全身に重度のやけどを負った52歳の男性が見つかり、搬送先の病院で死亡したと明らかにした。活動家や亡命チベット人メディアは、男性がチベット独立を訴えて自らに火を放ったチベット人活動家だったとしている。
国連本部近くで通報、搬送後に死亡確認
ニューヨーク市警によると、2日午後6時30分ごろ(米東部時間)、911通報を受けて駆け付けた警察官が男性を発見した。男性は病院に搬送されたが、その後、死亡が確認された。
AP通信などは、男性がチベット旗を手にし、国連本部前で自らに火を放ったと伝えている。国連報道官は、事件はこの日の予定された会議がすべて終わった後に起き、国連業務への影響はなかったとしている。
亡命チベット側が訴える政治的抗議
亡命チベット人メディアのPhayulは、男性をロブガ・ランゼン(Lobga Rangzen)と伝えている。同メディアによると、男性はニューヨーク在住のチベット難民で、Tibetan National Congressのニューヨーク・ニュージャージー支部長だった。
チベット人による焼身抗議は過去にも続いてきた。国際キャンペーン・フォー・チベットの集計として、2009年から2022年までに150件超が確認されたと報じられており、亡命先で起きた事例はそのうち10件とされる。中国政府はチベットを自国領と位置付ける一方、多くのチベット人は北京の統治に抗議してきた。
ニューヨーク市警は男性の氏名を公表しておらず、行動の動機や事前計画の有無について捜査を続けている。活動家側が政治的抗議と位置付ける一方、当局による正式な身元確認と動機の判断が焦点となる。
参考・出典
- Man with a Tibetan flag dies after setting himself on fire in front of UN headquarters
- Tibetan man dies after setting himself on fire near UN headquarters, activists say
- Tibetan man dies after setting himself on fire outside UN in New York, activists say
- Tibetan independence activist Lobga Rangzen dies after self-immolation in New York
