NTT、視覚だけで柔らかさや粘り気の質感を伝える技術を展示

NTT、視覚だけで柔らかさや粘り気の質感を伝える技術 専用デバイスなしで共有

※記事を視覚化したイメージであり、実際の事象とは異なります。

本サイトの記事や画像は、AIが公的資料や複数の報道を基に事実関係を整理・再構成し制作したものです。[続きを表示]特定の報道内容や表現を再利用・要約することを目的としたものではありません。ただし、誤りや不確定な情報が含まれる可能性がありますので、参考の一助としてご覧いただき、実際の判断は公的資料や各出典元の原文をご確認ください。[私たちの取り組み]

NTTは2026年5月12日、専用の触覚デバイスを使わず、PCやスマートフォンのカメラで取得した手の動きとディスプレイ表示を組み合わせて、柔らかさや粘り気といった質感を非接触で提示する「世界初」の錯覚手法を考案したと発表した。拡張現実(AR)上の仮想対象の変形を制御し、視覚情報だけで触ったような印象を生み出す点が特徴で、2026年5月20日から始まるNTTコミュニケーション科学基礎研究所の「オープンハウス2026」でデモ展示される。

錯覚を使って質感を届ける視覚提示

展示名は「視覚で質感を伝えます ~柔らかさと粘り気を伝える視覚提示手法~」。研究の軸は、物体を実際に触らせる装置そのものではなく、人間の視覚情報処理を利用して、画面上の動きや変形から質感を感じさせることにある。

NTT技術ジャーナル2026年4月号は、この研究を「視覚情報処理のメカニズムを解明し遠隔へ質感を届ける実験心理学者の挑戦」として紹介している。要するに、人の脳が映像から質感を推測する仕組みを利用し、離れた場所にあるものの手触りに近い感覚を視覚で伝えようとする研究である。

オープンハウス2026では、研究展示の各パネルが5月20日から公開される予定だ。現地会場では説明とデモが用意され、来場者にとっては、研究内容を実際の提示方法とともに確かめられる直近の機会となる。

公式発表が示した実験数値と応用範囲

NTTの発表では、柔らかさの感じ方は仮想対象を押し込む際の押込量と空間変形範囲に影響され、参加者130人の評価実験で、特定の範囲(16〜32ピクセル付近)で最も柔らかく感じる傾向が示された。一方、粘り気については、指を離した際に仮想対象が伸びてから切れる「ちぎれ距離」を段階的に操作し、実験室実験31人とスマートフォンを使ったオンライン実験57人の双方で、ちぎれ距離が長いほど粘り気を強く感じる傾向が確認された。

実装面では、カメラで取得した手の動きに基づいて、空間変形範囲や伸びの長さといった変形パラメータをリアルタイムに制御し、その結果をディスプレイ上に提示する。ユーザーは画面上に表示された自身の指で仮想対象を挟み込んだり、指の間で伸びる対象を引き離したりすることで、柔らかさや粘り気の印象を視覚的に受け取る。

成果の一部はIEEE Transactions on Visualization and Computer Graphicsに掲載されている。NTTは応用先として、食品や衣料品などオンライン購買時に質感が判断を左右する分野、遠隔コミュニケーション、教育・訓練、エンターテインメントを挙げている。今後は利用環境やデバイス差、通信遅延がユーザー体験に与える影響を検証し、実際の購買行動での有効性評価や産業分野との実証を進める方針だ。商用化時期や具体的なサービス名は、現時点では示されていない。

参考・出典

ニュースはAIで深化する—。日々の出来事を深掘りし、次の時代を考える視点をお届けします。

本サイトの記事や画像はAIが公的資料や報道を整理し制作したものです。
ただし誤りや不確定な情報が含まれることがありますので、参考の一助としてご覧いただき、
実際の判断は公的資料や他の報道を直接ご確認ください。
[私たちの取り組み]