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AP通信によると、ロシアは2026年5月12日、新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)「サルマト」の発射実験を行った。プーチン大統領は同日、同ミサイルが2026年末までに戦闘配備に入るとの見通しを示し、「世界で最も強力なミサイル」と位置づけた。
戦略核近代化の中核
サルマトは核弾頭を搭載できる重ICBMで、老朽化したソ連製ICBM「ボエボダ」の後継とされる。ICBMは大陸を越えて飛ぶ長射程の弾道ミサイルで、戦略核戦力の柱となる兵器だ。ロシアにとってサルマトは、核戦力の近代化を象徴する装備である。
プーチン氏はサルマトについて、個別に誘導できる複数の核弾頭を搭載し、搭載弾頭の総威力は西側の同種兵器の4倍超に当たると主張している。1発のミサイルから複数の弾頭を分けて飛ばせるため、防衛側にとって迎撃の負担が増すという説明である。
「あらゆる現代的なミサイル防衛手段を突破できる」といった表現は、ロシア側の性能主張として扱う必要がある。今回の発射と年末配備の表明は、ウクライナ侵攻後にロシアが繰り返してきた核抑止の誇示の延長線上にある。
過去にも示された「年末配備」
サルマトの初の成功発射は今回ではない。ロシア側は2022年4月20日、サルマトの初発射に成功したと公表し、プーチン氏は当時も、同兵器が現代的なミサイル防衛を突破できるとの趣旨を語っていた。
「年末配備」というメッセージも初出ではない。プーチン氏は2022年6月21日にも、サルマトが同年末に戦闘当直に入ると述べていた。今回の発言は、新たな兵器の初披露というより、配備時期を改めて前面に出した再表明と位置づけられる。
一部報道では、東シベリア・クラスノヤルスク地方ウジュルの部隊が配備先として伝えられている。今後の焦点は、2026年末までに実際の配備がどの規模で進むかに移る。今回の発射が試験計画のどの段階に当たるのかも、ロシアの戦略核戦力近代化をみるうえで重要な材料となる。
参考・出典
- Putin hails Russia’s test launch of a new ballistic missile and calls it the world’s most powerful
- Putin congratulates Armed Forces on successful launch of Sarmat ICBM
- Russia successfully test-launches Sarmat ICBM from Plesetsk spaceport — top brass
- First Sarmat ICBM to go on combat alert in Russia by yearend, says Putin
