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ロイターによると、OpenAIのサラ・フライアー最高財務責任者(CFO)は2026年9月8日(現地時間)、半導体設計やライフサイエンス、金融サービスなど特定業務向けAIの展開を進めていると述べた。企業向け事業の成長を見込み、成果に応じた価格設定の試行や低価格モデルのコスト競争力も訴求している。
業界別AIを拡大、Jalapeño設計にも活用
フライアー氏はサンフランシスコで開かれたGoldman Sachs Communacopia + Technology Conferenceで説明した。企業顧客がAI投資に測定可能な成果を求めるなか、OpenAIは半導体設計、ライフサイエンス、金融サービスなど用途を絞った展開に注力しているという。
同氏は、OpenAI初のカスタム推論チップ「Jalapeño(ハラペーニョ)」の開発に自社モデルを活用し、初期設計から設計を確定して製造工程へ渡す「テープアウト」まで約9カ月だったと説明した。OpenAIは8月25日にJalapeñoの実シリコンによる性能測定結果を公表しており、9月8日付の公式発表では年末までに導入を始める計画を示している。
企業向け収入は6月から7月に32%増え、企業向けと消費者向けの収入構成は年央までにおおむね均衡したと同氏は述べた。年末までとしていた均衡目標を前倒しで達成したとの認識も示した。
Lunaの価格競争力と成果連動型を試行
OpenAIは利用量ではなく、顧客の事業成果に基づく価格設定も試している。フライアー氏は、低価格モデル「Luna」をクラウド上で利用する場合、Z.aiの「GLM-5.3」など中国系オープンモデルをクラウド経由で動かすより安価になり得ると述べた。
同氏によると、OpenAIはLunaの価格を最近80%引き下げ、その後の利用量は約10倍に増えたという。また、クラウド上で利用する場合のコスト競争力を強調した。OpenAIは料金体系についても、利用量に応じた課金だけでなく、顧客が得た事業成果を基準に料金を設定する仕組みを試している。
