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中国載人航天工程弁公室は2026年8月23日(中国・現地時間)、月南極探査機「嫦娥7号」について、発射条件を満たさず、2026年中に予定していた打ち上げを実施できないと発表した。具体的な理由や新たな打ち上げ時期は公表していない。
発射区へ移送した4日後に計画変更
嫦娥7号の探査機は4月9日までに文昌宇宙発射場へ到着した。8月19日(中国・現地時間)には、探査機と長征5号遥14ロケットの組み合わせが発射区へ垂直移送された。
中国載人航天工程弁公室は当時、発射場の施設・設備は良好な状態にあり、機能確認や合同試験、推進剤の注入を経て近日中に打ち上げるとしていた。しかし4日後の23日、「慎重かつ確実に、万全を期す」との原則に基づく総合判断として、2026年の予定発射ウィンドウでは実施できないと発表した。
月南極の環境や資源を複数の方法で調査
嫦娥7号は、月南極の環境と資源を調べる探査機だ。高精度の軟着陸や脚を使った月面移動、月面での跳躍、太陽光が届かない永久影クレーターの探査に必要な技術の獲得を目指している。
任務では周回、着陸、走行、跳躍を組み合わせて探査する計画で、4月時点では2026年後半、8月19日時点では近日中の打ち上げを予定していた。8月23日の公式発表は任務中止には言及しておらず、新たな打ち上げ時期も示していない。
