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ロイターが衛星画像と専門家の分析として伝えたところによると、2026年5月6日から5月8日にかけて撮影された画像で、イランの主要原油輸出拠点カーグ島の西側海域に大規模な油膜状の海面異常が写っており、原油流出の可能性が指摘された。原因と発生源は明らかになっておらず、イラン石油ターミナル会社は2026年5月10日、漏出を否定した。
カーグ島沖に広がった灰白色の帯
欧州の地球観測計画CopernicusのSentinel-1、Sentinel-2、Sentinel-3が2026年5月6日から8日にかけて捉えた画像には、カーグ島西側の海面に灰色や白色の帯状の異常が写っていた。衛星画像を見た複数の専門家は、外観が油と整合的だと指摘している。
紛争・環境観測団体CEOBSのレオン・モアランド氏は、異常の範囲を約45平方キロと推定した。東京ドーム約960個分に当たる広さで、仮に油による海面汚染であれば小さくない規模となる。同氏は一方で、原因や発生地点は不明で、5月8日の画像には新たな活発な流出を示す兆候は見られなかったとの見方を示した。
カーグ島はイラン原油輸出の大半を担う拠点で、同国のエネルギー輸送にとって重要な施設が集中する。気候・商品市場を扱うコンサルティング会社Data Deskのルイス・ゴダード氏は、仮に今回の異常が実際に原油流出であれば、約70日前に始まった米・イスラエル対イラン戦争以降では最大級となる可能性があるとの見方を示した。
イラン側は漏出を否定
イラン石油ターミナル会社は2026年5月10日、国営メディアを通じ、カーグ島周辺の貯蔵タンク、パイプライン、積み出し設備、周辺で運航していたタンカーを点検したが、漏出の証拠は見つからなかったと説明した。追加の現地調査と検査でも、漏出の痕跡は確認されなかったとしている。
同社幹部は、地域の海洋汚染機関MEMACも当該海域で漏出の兆候を報告していないと述べた。衛星画像上の異常は確認されているものの、それが原油によるものか、施設や船舶からの流出なのか、別種の海面汚染なのかは特定されていない。
現時点の焦点は、画像に写った帯状の異常を原油漏出と断定できるか、発生源をどこまで絞り込めるかにある。Copernicusの追加データや独立解析、MEMACの報告内容、追加の衛星画像、独立した現地確認の有無が、今後の判断材料となる。
