NEDO、浮体式洋上風力の新規5テーマ採択 JFEなど5者がモジュール型浮体の接合技術を開発

NEDO、浮体式洋上風力の新規5テーマ採択 JFEなど5者がモジュール型浮体の接合技術を開発

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NEDOは2026年8月17日、浮体式洋上風力発電の低コスト化に向けた新規5テーマを採択し、このうち1件としてJFEエンジニアリングなど5者によるモジュール型浮体の接合技術開発を選んだ。小型部材を組み立て、国内の製造・港湾条件に合う設計や品質管理手法の確立を目指す。

ピンと充填材で組立時間を短縮

採択されたテーマは「モジュール型浮体に導入するピン結合技術およびグラウト接合技術の開発」。浮体を構成する部材を比較的小型のモジュールとして製造し、ピン結合と、部材間の隙間に充填材を流し込んで固定するグラウト接合を使って組み立てる。

既存の鋼管・鋼橋メーカーなどが持つ自動製造技術の活用を想定する。接合による組立時間の短縮と、比較的コンパクトな港湾での高速組立を目指し、量産性の向上と浮体式基礎の低コスト化につなげる。

公表されたイメージ図では、15MW級風車を搭載した場合の参考寸法として幅110メートル、長さ90メートル、高さ30メートルが示された。実際に建造する浮体の確定仕様ではない。

5者が設計、施工、国内条件への適合性を分担

JFEエンジニアリングは、ピン結合部の製造・施工品質管理方法を検討し、浮体の生産基盤を構築する。清水建設はグラウト接合部の施工品質管理方法と、港湾での高速組立レイアウトを検討する。

東京電力リニューアブルパワーは国内の気象・海象条件への適合性と事業性を評価し、ユーラスエナジーホールディングスは解析条件と荷重ケースを評価する。日本海事協会は、材料・設計・施工技術に関する国内導入時の標準・要求事項を策定する。

採択は研究開発テーマの選定段階

NEDOは今回の5件を「採択」と発表する一方、「委託候補として選定」とも説明している。低コスト化の達成や実証設備の完成、運転開始が決まったものではない。

事業期間は2026年度から2027年度までの予定。安全性、信頼性、経済性の観点から技術的成立性を評価し、実証研究や将来の商用化に向けた課題と研究開発の方向性を整理する。

参考・出典

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