カタール北部ラスラファン工業都市で爆発事故、13人死亡66人負傷

中東エネルギー中枢で重大事故、カタールのガス施設爆発で13人死亡66人負傷

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カタール当局によると、同国北部のラスラファン工業都市で現地時間6月21日夜、爆発事故があり、22日までに13人が死亡し、66人が負傷した。現場はカタールの主要ガス拠点で、QatarEnergyはLNG生産施設や輸出能力に影響はないと説明している。

バルザンの地域向けガス供給設備で発生

カタール当局は今回の爆発を、操業中の技術的な不具合に起因する工場事故として扱っている。エネルギー担当相は、破壊工作や敵対行為ではないと説明した。爆発が起きたのは、QatarEnergy LNGが運営するバルザンの地域向けガス供給設備だった。

ラスラファン港・工業都市は、QatarEnergyが世界最大のLNG輸出施設を抱える拠点と位置づけるカタールのエネルギー中枢だ。LNGは天然ガスを冷却して液体にした燃料で、船で大量輸送できるため、アジアや欧州の発電・産業用エネルギーを支えている。

攻撃被害後の復旧局面で起きた事故

ラスラファンは今年3月、イランによる攻撃で施設に大きな損傷が生じたとカタール政府が説明していた。政府は5月にも、攻撃を受けて生産に関する不可抗力宣言を出したと国連の場で述べていた。不可抗力宣言は、戦争や災害など自社の責任を超える事情で契約通りの供給が難しくなった場合に使われる措置だ。

複数の主要報道では、今回の事故は復旧・再稼働に向けた局面で起きたと伝えられている。ただ、3月の攻撃被害と今回の爆発との直接の因果関係は確認されていない。QatarEnergyによると、同社のLNG生産施設、ラスラファン港、物流機能、輸出能力は今回の爆発・火災の影響を受けていない。一方、バルザン設備本体と周辺設備の損傷評価、正確な原因、復旧時期、国内向けガス供給への影響は調査・確認が続いている。カタール内務省は捜索活動を完了し、公共の安全や環境にリスクをもたらす漏えいは確認されていないとしている。

参考・出典

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