フィリピン国防相、中国から「深刻な脅威」 米中対話後も南シナ海で警戒維持
ロイター通信によると、フィリピンのギルベルト・テオドロ国防相は5月30日、14〜15日の北京でのトランプ米大統領と習近平中国国家主席の会談後に米中間で一定の緊張緩和がみられても、フィリピンは中国から領土面、政治面で「深刻な脅威」にさらされているとの認識を示した。米中首脳外交による対話の機運と、フィリピンが南シナ海などで直面する安全保障上のリスクを切り分けた発言だ。
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ロイター通信によると、フィリピンのギルベルト・テオドロ国防相は5月30日、14〜15日の北京でのトランプ米大統領と習近平中国国家主席の会談後に米中間で一定の緊張緩和がみられても、フィリピンは中国から領土面、政治面で「深刻な脅威」にさらされているとの認識を示した。米中首脳外交による対話の機運と、フィリピンが南シナ海などで直面する安全保障上のリスクを切り分けた発言だ。
小泉進次郎防衛相とフィリピンのテオドロ国防相は5月31日、シンガポールで会談し、海上自衛隊の「あぶくま」型護衛艦を除籍後すみやかに移転する方向で議論を進めることで大筋合意した。TC-90航空機についても、1機を日本の2027年度中に移転する方向で議論を進めることで一致した。日比の装備移転協議は、具体的な時期目標を伴う段階に進んだ。
小泉進次郎防衛相とフィリピンのギルベルト・テオドロ国防相は5日、マニラで会談し、防衛装備・技術協力をさらに進めるための防衛相声明に署名した。日本政府が4月21日に「防衛装備移転三原則」と運用指針を一部改正した直後というタイミングだ。複数報道によると、両国は海上自衛隊の「あぶくま」型護衛艦とTC-90を含む具体案件を協議する作業部会の設置で一致した。
フィリピンのギルベルト・テオドロ国防相は12月16日、中国海警局が南シナ海でフィリピン人漁師にとった行為を「危険」「非人道的」だとして強く非難した。フィリピン沿岸警備隊は、12日にサビナ礁付近で放水砲が使われ、漁師3人が負傷し漁船2隻が損傷したとしている。外務省が中国側に外交抗議を行ったとロイター通信は伝えた。